Rush「YYZ」
ここ日本では知る人ぞ知るといった存在となってしまっているRushですが,本国カナダ,さらには米国では押しも押されぬハード〜プログレッシブ・ロックの第一人者.1974年のデビュー以来30年以上が経過していますが今もバリバリの現役であり,他のベテラン・アーチストと比較してもその現役感は図抜けています.メンバーは不動の,そして超絶テクニックを持つ3人,Alex Lifeson(アレックス・ライフソン;ギター),Geddy Lee(ゲディ・リー;ベース),Niel Peart(ニール・パート;ドラム).
「YYZ」は彼らの最高傑作との呼び声も高い1981年リリースの『Moving Pictures』の中の壮絶インスト曲.イントロにはトロント国際空港を意味するモールス信号がそのままリズムとして使用されており,図らずも彼らの得意とする変拍子にもなっています.イントロ終了後はギター,ドラム,さらにベースが一体となってメイン・リフに突入.Alex Lifesonは摩訶不思議ながらメロディアスなフレーズを奏で,Niel Peartは圧倒的な手数で正確,タイトなリズムを刻み,そしてGeddy Leeはブリブリと非常に輪郭のはっきりとした抜群のリズム感でベースを弾き倒します.3人編成という構成もあり,他のハード・ロックバンドと比べ,非常にベースの存在感が大きく耳に残ります.途中メロディが展開してからはギター・フレーズの裏でベースが派手に動き回り,キメのフレーズ後の短いベース・ソロではこれでもかという早弾きにハーモニクスまでつけた盛りだくさんな内容で,ギター,ドラムと互角以上に渡り合って緊張感のある空間を形成します.曲自体も疾走感に溢れていながら印象的なメロディも随所に盛り込まれ,まさに名詞代わりの一曲といった感じです.彼らの代表曲の中でも人気,知名度とも最も高いということも納得.
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