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「黄昏のビギン」はいかにしてスタンダード・ソングとなったか 名プロデューサーの快著を読む

アルバムタイトルに込められた意気込み通り、「新たなる日本のスタンダード・ソングが生まれたことが、聴いていくうちにはっきりとわかった」と著者は記す。ただし、このカバーによってすぐさま「黄昏のビギン」がリバイバルヒットしたわけではなく、雌伏はもうしばらく続くことになる。 スタンダード・ソングとは何か。本書の扉にその定義が書かれている。 「スタンダード・ソングとは長年にわたって歌い継がれ、演奏され続けることで親しまれるようになった楽曲のことである。時空を超えて、国境を越えて生きているスタンダード・ソングには、歌い手や演奏家によっていつも新しい息吹が加えられている」 だが日本にはなかなかスタンダード・ソングが誕生しなかった。戦後も音楽業界に旧弊なシステムが残り続けたのが主な原因だが、そのシステムに風穴を開けたのは他でもない永六輔と中村八大の六・八コンビであり、「黄昏のビギン」が長い時を超えスタンダード・ソングとなりおおせたことは、数奇ながら宿命めいた出来事だったのだ。 本書のタイトルが『「黄昏のビギン」の物語』となっているのはそれゆえであり、ちあきなおみ、中村八大、永六輔、水原弘、渡辺プロの渡邊晋といった登場人物たちそれぞれの物語の交わりとして、「黄昏のビギン」の誕生からスタンダード・ソングとなるまでの物語は描き出されていく。

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