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リュウに衝撃事実!「帰化を拒否して中国スパイからの嫌がらせ」中国から”政治亡命”した米金メダリストの父が英メディアに明かす…一度決めた引退時に「娘はPTSDも抱えていた」

女子シングルで米国へ24年ぶりの金メダルをもたらしたリュウは、今や国民的スターだ。地元オークランドに凱旋帰国したが、トランジットのサンフランシスコ国際空港で大歓迎を受け、食事をした地元のイタリアンレストランにも取材が殺到。五輪前に33万人だったインスタのフォロワーは600万人を突破した。 だが、もしかするとその金メダルも幻に終わっていた可能性もあった。英「デイリー・メール」が、父のアーサー氏を独占取材し、「20歳のスターが冷酷な中国スパイに執拗につきまとわれ競技を完全にやめる寸前だった」と報じた。 すでに中国のスパイ事件や、北京五輪での誘拐未遂事件は報じられてきたが、より詳細な経過と、中国が今大会でフリースタイルスキーの3種目で金メダルを含む3つのメダルを獲得したアイリーン・グーを中国代表にしたように、リュウにも帰化の働きかけがあったという新事実も明らかになった。 リュウ親子の苦難が始まったのは2021年。同メディアによると、習近平の共産主義体制に反対する米国在住の人物たちに嫌がらせし、威嚇する大胆な計画があり、中国の官僚らは秘密の「敵リスト」を作成し、その中に1989年の天安門事件の後に米国へ政治亡命したリュウの中国人の父、アーサー氏も含まれていたという。 2021年10月に現在53歳のがっちりした体格の民間ボディーガードで、元フロリダ州矯正局職員の男が、米国五輪委員会の職員を装い、カリフォルニア州のアーサー氏の自宅を訪れた。一見、中国スパイには見えなかったが、家族のパスポートのコピー提出を要求された時、当時、弁護士として働いていたアーサー氏は異変を感じた。「国際大会前の渡航準備の確認だとか言っていたが、まったく説得力がなかった。追い返したよ」 1週間後、連邦捜査局(FBI)から連絡が入り事件の全体像が判明した。 史上最年少の13歳で全米フィギュアスケート選手権を制したリュウは2022年の北京五輪へ向けて準備中だった。 もしリュウを説得して帰化させて中国代表にできれば習近平が進めていた「帰化プロジェクト」にとって驚異的なプロパガンダの大成功となる。このタイミングで同じく米国生まれで母が中国人のグーは、莫大な支度金と引き換えに中国代表として北京五輪に出場することを決断している、ただ逆にリュウが帰化を拒否をし、北京五輪の表彰台で、中国の体制への異議でも唱えられれば、世界的な屈辱となりかねなかった。 父は「接触はあった。それ以上は言いたくない」と、帰化への働きかけがあったことを暗に示唆した。 当然、拒否。そのことがきっかけとなり中国の嫌がらせ工作が始まったという。 アーサー氏の自宅を訪れた中国のスパイは動きを監視するため隠しカメラを設置し、GPS追跡装置をつける指示を受けていた。 その後、父はFBIから再度中国のスパイが自宅へ向かっているとの警告の電話を受けた。しかしその時リュウ親子はその中国スパイの嫌がらせから避難するための手を打っていた。「彼が家へ向かっている時、私たちは飛行機に乗り込んでいた。まるで猫とネズミの追いかけっこだった。映画の中にいるような気分だった」 2人はコロラドスプリングズにある米国フィギュアスケート連盟の本部へ向かい、翌年2月に控える北京五輪への出発までリュウがそこで生活、練習できるように手配したのだ。だが、リュウは友人や4人の年下のきょうだいと引き離されたことに孤独と不安を感じていたという。「アリサはあそこを嫌っていた。五輪を前にひどく不幸そうだった」 この時の出来事が一度目のリュウの引退へつながることになる。 北京五輪では中国の工作員と思われる男による”誘拐未遂事件”があった。「食堂で別の選手といた時に見知らぬ男が近づき、アリサを自宅アパートに招こうとした。防犯カメラには何も映っていなかったらしいが、アリサが“近づきつけられた”と言うなら、私は娘を信じる」 リュウは北京五輪で6位に入賞し、3月の世界選手権で銅メダルを獲得した。しかし父は、5歳から続けてきた競技への情熱が失われたのではないかと危惧していた。その予感通りに4月にインスタグラムで突然引退を発表した。父にも事前に知らせなかった。 その後、彼女はUCLAに進学し心理学を専攻。旅行に出てヒマラヤを歩き、リンクには一切、近づかなかった。「当時はPTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えていたように思う」 衝撃の新事実を父が明かした。 その背景には、中国のスパイから逃げた合宿生活の寂しさや、中国スパイに対する恐怖もあったと見られる。 だが、2024年1月のレイクタホへのスキー旅行をきっかけに情熱がよみがえる。現役時代は怪我の危険があるため禁止されていたスキーを楽しみ、その帰路で復帰を考え始めた。数週間後、リュウは父がいるオークランドの法律事務所に現れ、トレーニング再開を宣言した。「最初の練習でダブルアクセル、2回目にはトリプルフリップを成功させた」と父は振り返った。 その先にミラノ・コルティナ五輪での金メダルがあった。 一方、5年前にアーサー氏を付け回した男は逮捕され、罪を認めて最高で15年の禁錮刑に直面している。起訴状によれば、彼は複数の米国在住の中国人の反体制派を監視する報酬として10万ドル(約1560万円)を受け取っていたという。 アーサー氏は「中国政府は米国に非常に多くのスパイを送り込んでいる。また私に近づきあらゆることを試みるだろう。だが気にしない。私は素晴らしい人生、素晴らしい家族、そして素晴らしい娘に恵まれている。世界で最も幸運な人間の一人だと感じている」とコメントしている。 リュウの世界を感動させた金メダルの背景にはもうひとつの壮絶なドラマがあったのだ。

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