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Без кейворда

<監修柔道整復師 りんご>

「年のせいか、最近手足が冷たいししびれるような気がする」と思っている方、もしかしたらそれは年齢が原因ではなく膝窩動脈に異常が起きているサインかも知れません。

大動脈に発生する血栓が原因で起きる脳梗塞などと同じで、膝窩動脈にも異常が起きる場合があります。今回は 知っておきたい膝窩動脈の触診方法のコツ をお伝えします。

  • 1 膝窩動脈ってどういうもの? 位置をしっかり知ろう
  • 2 違和感を感じたら膝窩動脈に異常があるかも!
  • 3 膝窩動脈の触診方法のコツ!
  • 4 関連するこちらの記事も読まれています
膝窩動脈ってどういうもの? 位置をしっかり知ろう

まずは 膝窩動脈がどこにあるのか をお伝えします。

膝窩動脈の位置

膝窩動脈(しっかどうみゃく)はその名が示すとおり、膝の裏側を通る動脈です。足の膝の裏側を見てみるとくぼんだ部分があると思いますが、このくぼみが膝窩です。

膝窩の内側から順に膝窩動脈・膝窩静脈・脛骨神経と並んでいます。もう少し詳しく見ていきましょう。

つまり膝窩動脈とは 膝関節前面後面を通過する動脈 と言えます。また周辺の筋にも筋枝をめぐらせています。

膝窩動脈の役割とは?

人間の身体を流れる血流は大きく分けて動脈静脈の2種類に分かれます。

動脈は主に心臓から身体各部に送り出されて酸素や栄養を血流に乗って届けるために機能します。

静脈は各組織が活動する際に排出する老廃物や二酸化炭素を処理してくれる器官まで運搬する機能を持ちます。

つまり心臓を起点として考えると、 動脈が行く道、静脈が帰り道 となります。そのため動脈と静脈はふたつで一組として同じような場所を通ります。膝窩動脈の傍には膝窩静脈が通っているということです。

違和感を感じたら膝窩動脈に異常があるかも!

膝の裏を通る血管は文字通り「縁の下の力持ち」ですが、思わぬ疾患を抱え不具合が発生する場合もあります。 どのような異常が発生する可能性があるのか 解説します。

閉塞性動脈硬化症

動脈狭窄を起こす血管の疾患には、慢性急性の2種類があります。急性の動脈硬化は血栓や塞栓子の遊離が原因となって血管を閉塞させる場合がほとんどで、一過性のものです。

そのため手足の痺れや歩くうちに痛みを感じてそのまま歩行を続行できなくなるといった症状が発生します。

また症状が進むと運動しない安静時にも痺れや痛みを感じたり、冷え性に似た末端の冷えを感じるようになります。治療方法は確立しており、内科療法外科療法それぞれがあります。

膝窩動脈補捉症候群

スポーツをよく行う人、特に陸上やサッカーなど足を酷使するスポーツを行う人に多いのが「膝窩動脈補捉症候群」です。

最初は足が痺れて動かしにくくなる程度ですが、そのまま症状を無視して無理に歩行や運動を続けていると、膝窩動脈が詰まります。すると閉塞性動脈硬化症と同じような症状が発症します。

膝窩動脈損傷

外傷性の膝窩動脈への損傷全般を指します。単体で起きることは少なく、多くの場合膝関節脱臼や大腿骨果部骨折、その他足の骨折に伴って起き、自転車やバイク事故に多く見られる症状です。

複合的な治療が必要になりますが、 膝窩動脈の再建がうまくいかないと膝上切断となることもあるため、専門医による慎重な治療が必要 になります。

さらに時間との闘いでもあります。筋肉への血流阻害が6時間を越えると徐々に回復率が低下します。早期の治療と専門医の診察が肝になります。

膝窩動脈外膜嚢腫

膝窩動脈外膜嚢腫(しっかどうみゃくがいまくのうしゅ)とはその名称通り、血管の外膜部分に発生した嚢腫が血管を圧迫し、下肢虚血症状を示す症状です。主に若い人に発症しますが、非常に稀な症状でもあります。

膝窩動脈の触診方法のコツ!

足に痺れや歩行の際の痛みを感じたときに疑われるのが膝窩動脈の異常ですが、なかなか血管の異常は外見だけから判断するのは難しいものです。そこで 膝窩動脈の触診方法 を解説しますので、ぜひ役立てて下さい。

膝窩動脈の触診方法

【膝窩動脈触診】

そのままの姿勢で膝窩(膝後方のくぼみ)を圧迫し、この状態で拍動を調べます。 非常に微弱、あるいはほとんど拍動がない場合 は膝窩動脈に異常が起きていることが分かります。

【後脛骨動脈触診】

後脛骨動脈触診を行うことにより、 患部が膝窩より遠いか近いか が分かります。

触診する際に気を付けるべきこと

閉塞性動脈硬化症が疑われる場合の膝窩動脈触診で重要なことは、「左右の違いを比較すること」です。

また膝窩動脈・後脛骨動脈の2ヶ所を調べることで、血管を圧迫している患部がどこにあるのかをある程度予測できます。

触診で異常を感じた場合

また膝窩動脈は最も膝の内側(骨側)に存在し、それ以前には膝窩静脈や脛骨神経があるため外側からだけでは判断が難しいのが現状です。超音波検査や血管造影といった画像検査で部位と程度を特定する必要があります。

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