社畜の所業
Microsoft365の機能について解説をしていきたいと思います。このブログの情報をご活用いただければ幸いです。たまに他の情報も取り入れていきたいと思います。
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Exchange Online から外部に送信するメールの差出人表記について、既定では、 [表示名 + メールアドレス] が表示されますが、相手先が外国の場合など英語表記にしたいというシナリオがありますね。
その場合、 リモート ドメインと ユーザーメールボックスの SimpleDisplayName の設定をおこなうことで、任意の英語表記名 (簡易表示名)を指定することが可能 です。
- 外部への送信時に表示させる差出人情報の組み合わせについて
- 1. リモート ドメインの設定変更を行うコマンドレット
- 2. ユーザーに SimpleDisplayName を設定する方法。
- 2-1.ユーザー個別に設定する場合
- 2-2.複数のユーザーを一括で設定する場合
- 2-3.CSV ファイルのインポートによる SimpleDisplayName の付与
Exchange Online から組織外へ送信したメールにつきましては、リモート ドメインの [DisplaySenderName] と [UseSimpleDisplayName] およびユーザーの [SimpleDisplayname] 設定における組み合わせで表示が異なります。
既定では、リモートドメインの [DisplaySenderName] が [True]、[UseSimpleDisplayName] が [False] で、ユーザーの [SimpleDisplayName] は [未設定] であるため、組織外への送信は [表示名 + メールアドレス] が表示されます。
[DisplaySenderName] [UseSimpleDisplayName] [SimpleDisplayname] 設定における組み合わせで表示される情報は、以下の組み合わせとなります。
DisplaySenderName = A
UseSimpleDisplayName = B
SimpleDisplayname = C
A | B | C |表示結果
False | False | 未設定 | アドレス
True | False | 未設定 | 表示名 + アドレス
False | True | 未設定 | アドレス
True | True | 未設定 | アドレス
False | False | 設定 | アドレス
True | False | 設定 | 表示名 + アドレス
False | True | 設定 | 簡易表示名+アドレス
True | True | 設定 | 簡易表示名 + アドレス
SimpleDisplayName につきましては、管理画面から設定することができず、Powershell のコマンドレットにて実行する必要があります。
1. リモート ドメインの設定変更を行うコマンドレットSet-RemoteDomain -Identity "設定変更を行うリモート ドメイン名" -DisplaySenderName $True -UseSimpleDisplayName $True
Set-RemoteDomain -Identity "Default" -DisplaySenderName $True -UseSimpleDisplayName $True
※ 実行例 では既定のリモート ドメインである [Default] の設定を変更してます。
2. ユーザーに SimpleDisplayName を設定する方法。 2-1.ユーザー個別に設定する場合Set-Mailbox -Identity "対象ユーザーのメールアドレス" -SimpleDisplayName "任意の差出人名"
Set-Mailbox -Identity aaa@contoso.com -SimpleDisplayName "AAA User"
[SimpleDisplayName] 属性には漢字やダブルバイト文字を設定することが出来ず、設定可能な文字列については以下の通りとなっております。
[使用可能文字列]
a - z
A - Z
0 - 9
" ' ( ) + , - . / : ? 半角スペース
2-2.複数のユーザーを一括で設定する場合※ 作成するファイルは、メモ帳、もしくは Excel にて作成していただき、ファイルを保存する際に、文字コードを UTF-8 に指定します。 ※ Excel ファイルにて作成する場合は、[,] を入れて頂く必要はございません。 ※ 1 行目は固定値となり、2 行目以降にユーザーのメールアドレスと SimpleDisplayName に設定する表示名を記載します。
[CSV ファイル作成例]
Identity,Simpledisplayname
※ 下記の手順より、作成した CSV ファイルをインポートをしていただくことで、複数のユーザーに一括で SimpleDispalyName が付与されます。
2-3.CSV ファイルのインポートによる SimpleDisplayName の付与Import-csv <作成した CSV ファイルの保存場所\ファイル名> | foreach
Import-csv C:\Temp\SimpleDisplayName.csv | Foreach