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過敏性肺炎②~画像所見の読み解き方~

抄録だけを見ると『なんだ、28日死亡率に差がないんかい!!』と思ってしまいがちですが、実際にはステロイド併用群の方が28日死亡率に改善傾向があり、さらに90日死亡率や挿管回避率では有意に良好な結果が得られています。Adjunctive corticosteroids in non-AIDS patients with severe Pneumocystis jirovecii pneumonia (PIC): a multicentre, double-blind, randomised controlled trial. Virginie Lemiale et al. The Lancet .

「間質性肺疾患の標準用語ガイド」―iBIP・Idiopathic DAD・AMP 編―

Ryerson CJ et al. Standardized Clinical Terms and Definitions for Interstitial Lung Disease: A Consensus Statement from the Fleischner Society. AJRCCM, 2025.間質性肺疾患(ILD)の分野では、かつてからあいまいな用語や、病態にそぐわない古い呼び方が混在してきました。2025年に発表されたFleischner Societyのコンセンサスステートメントでは、こうした用語の見直しが本格的に行われ、診療・研究・教育における共通言語が整備されつつあ.

「呼吸困難」は正式、「呼吸困難感」は非公式、 では呼吸困難感は“使ってはいけない”のか?

はじめに先日、Xで「呼吸困難」と「呼吸困難感」を使い分ける、という趣旨の投稿をしたところ、反響をいただきました。 その中には、呼吸困難感について、 「正式ではないから使うべきではない」「誤りだ」 「呼吸困難にはそもそも“感覚”の意味が含まれているので、さらに“感”をつけるのはおかしい」 といったご意見もありました。 私もこの点については、公式には推奨されない語であることは理解しており, ご指摘としてもっともだと感じています。私自身の理解としては下記のとおり: 「呼吸困難」→公式用語 「呼吸困難感」→呼吸困難の定義を満たすかどうかまだ判断がつかない”あいまいな状態”または呼吸困難に似たような症状.

過敏性肺炎①~ざっくりと解説~ 【新常識?】早期ILDのCT読影において、上葉胸膜直下不整影は,将来のIPFへの進展,病理学的UIP、呼吸機能悪化、死亡リスク増加の重要な予測因子。

この論文は、「早期のILDの時点で、どのCT所見を見ておくと将来IPFになりやすいか、予後が悪くなりやすいか」を調べた研究ですね。Upper-lobe subpleural irregularity predicts progression and mortality in idiopathic pulmonary fibrosis.Oda T, et al. Respir Med. 2025.以下上記の論文から引用します。引用文献はじめに従来、IPFと言えば「両下葉優位の胸膜下網状影+牽引性気管支拡張+蜂巣肺」という典型像が重視されてきました。しかし、それは病気がかなり進行してからの像であり.

研修医Bの「救急外来」42歳女性。 発熱と呼吸困難!

救急外来救急外来、42歳女性。発熱と呼吸困難!指導医「(この胸部CT所見は!?)B先生、入院担当、頼んだぞ!」研修医B「は、はいっ!」—— 入院後 ——研修医B「せ、先生っ!!大変です!お風呂のジェットバスが原因かもです!!」指導医「え~?風呂?なんで?」研修医B「なんかぁ…このCT画像…『過敏性肺炎診療指針2022』に載ってた画像にそっくりでぇ。あ~これ、過敏性肺炎だわ~って思ってぇ。その本読んだらぁ、『原因吸入抗原の特定』が重要だから、『徹底的問診が必要』って書いてあってぇ。徹底的?うわぁ~大変だぁ~って思ってぇ。でぇ、“徹底的”に聞いたらぁ患者さん、半年前にジェットバス設置して、全~然、.

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