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ジャズメンに最も慕われた、謎多き男爵夫人「ニカ」の波乱の人生【ジャズを聴く技術 〜ジャズ「プロ・リスナー」への道190】

セロニアス・モンク『ブリリアント・コーナーズ』演奏:セロニアス・モンク(ピアノ)、クラーク・テリー(トランペット)、アーニー・ヘンリー(アルト・サックス)、ソニー・ロリンズ(テナー・サックス)、オスカー・ベティフォード(ベース)、ポール・チェンバース(ベース)、マックス・ローチ(ドラムス)録音:1956年10月9日、15日、12月7日セロニアス・モンクはニカがもっとも支援したジャズマン。このアルバムに収録された「パノニカ」も、「バルー・ボリヴァー・バルーズ・アー(別名:ボリヴァー・ブルース)」(ニカが暮らしていたボリヴァー・ホテルにちなむ)もニカに捧げた曲。いずれもこれが初録音。

なぜイギリス出身の大富豪がジャズを支援するに至ったのか

それは『The Baroness; The Search for Nica, the Rebellions Rothschild』。著者は映像作家・作家のハナ・ロスチャイルド。ニカはハナの大叔母にあたります。日本語版は『パノニカ ジャズ男爵夫人の謎を追う』(小田中裕次訳・月曜社刊)のタイトルで2019年に出版されました。そこにはニカ本人からのエピソードや、20年以上にわたる調査と、関係者のインタヴューに基づいたニカの人生のストーリーが詳細に記されています。

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