Keane / Keane (ドライヴィング・サタデイ・ナイト) (1981年) – アルバム・レビュー
Keane兄弟は、これより前に「The Keane Brothers」という兄弟ユニットでやはり2枚のアルバムを残している。1作目の『The Keane Brothers』は、Tomが13歳、Johnが12歳になる77年の発表で、プロデュースを手がけたのはDavid Foster。79年発表の2作目『Taking Off』のプロデュースには、Foster以外にTOTOのDavid Paichとモータウン・レコードのヒット・メーカーであるLamont Dozierも加わっていて、この兄弟の才能がいかに注目されていたかが分かる。
このアルバムは日本のみのリリースで、"TOTOの弟分" として売り出されている。ハードな曲と演奏は、弟分というよりTOTOと肩を並べるレベル。Johnのグルーヴ感満点のドラムスについては、その力量をJeff Porcaroも絶賛したとか。ギタリストのMark Moulinの腕も相当なもので、Steve Lukatherのようにエモーショナル。ちなみにMarkは30歳で、Keane兄弟よりひと回り以上も年上。
Markの書いたバラード曲の「My Special Way」を除いて、曲作りは兄のTomを中心に行われている。曲のタイトルに "Kill" とか "Dead" とか "Bad" などがあるのを見ると、"New Wave Of British Heavy Metal" の影響やLAメタル前夜の雰囲気が感じられる。
Tomも「Lorelei」というバラードを書いている。「My Special Way」が明るいメロディであるのに対し、「Lorelei」の方は哀愁味のあるメロディ。経験を重ねたバラード歌手のような深みのある歌声とはいかないけれど、いいムードで歌っている。
- Tryin' To Kill A Saturday Night - 3:26
- Bad Little Baby Girl - 3:52
- You Got The Better Of Me - 3:18
- Kill Or Be Killed - 3:57
- My Special Way - 4:34
- Baby I'm Dead - 3:28
- I Love My Life - 3:02
- Anything Less Than Love - 3:12
- Lorelei - 4:16
- Judy - 3:56
◆プロデュース: Tom Keane
◆参加ミュージシャン: Tom Keane(vo, k), John Keane(ds, per), Mark Moulin(g, vo), Mike Millwood(b, vo)
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