. KIRINJI『TOWN BEAT』全曲解説 堀込高樹が語る、今と過去のサウンドが交差する現在地 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
KIRINJI『TOWN BEAT』全曲解説 堀込高樹が語る、今と過去のサウンドが交差する現在地 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
KIRINJI『TOWN BEAT』全曲解説 堀込高樹が語る、今と過去のサウンドが交差する現在地 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

KIRINJI『TOWN BEAT』全曲解説 堀込高樹が語る、今と過去のサウンドが交差する現在地

KIRINJIが前作『Steppin' Out』から約2年半ぶりとなる、通算17枚目のニューアルバム『TOWN BEAT』をリリースした。V6などへの提供曲のセルフカバーを含む全9曲は、KIRINJIとしてこの10年で突き詰めてきた現代的なサウンドメイクと、兄弟時代のキリンジを想起させるオーガニックなポップセンスが交差し、原点回帰とも近作のモードとも一線を画すユニークさを獲得している。さまざまな新機軸の数々から、キリンジの初期作を支えたマエストロ・冨田恵一との再タッグに至るまで、堀込高樹に制作背景を語ってもらった。

馴染みある新鮮さと〈タウン〉の感覚

―ニューアルバムは率直に驚きました。懐かしさを感じる部分もありますが、後ろ向きな懐古モードではまったくなくて。絶妙すぎるバランスだなと。

堀込:割と聴きやすい曲が集まってるし、革新的とか斬新みたいな感じとはちょっと違うと思うんですよね。どれもポップスとしてよく仕上がっている。ただ、ちょっとずつ新機軸を取り入れていて。例えば「ルームダンサー feat. 小田朋美」のような曲調やリズムパターン、ハーモニーを取り入れたのって実は初めてなんです。サビの中に転調があるけどキャッチーで、ステレオラブっぽい感じもあって。

―昨年1月の取材で、「最近はアコースティックというか、もうちょっとアナログっぽい感じに興味の対象が向いてきている」とお話していましたよね。先行シングルの「歌とギター」を制作している時期だったと思うんですけど。

―「馴染みがあるけど新鮮」という話を掘り下げると、昔のキリンジっぽさを感じる瞬間が何度かあって。

―でも、今回の新作みたいな曲は、過去にありそうでなかったような気もするんですよね。

―今回は大半の曲で、高樹さんが自分でベースを弾いていますよね。KIRINJIがバンド体制からソロプロジェクトに移行したあとも、千ヶ崎学さんだけはほぼ専属でベースを担当していたので意外でした。

Photo by Kana Tarumi

―『TOWN BEAT』っていうタイトルはどこから?

―スプリームス「恋はあせらず」ですよね。デッデッデーっていう。

『TOWN BEAT』(左上)と先行シングル「ルームダンサー feat. 小田朋美」「素敵な夜」「ベランダから」のアートワーク

―『愛をあるだけ、すべて』『cherish』の頃はアーバンな雰囲気もありましたが、ニューアルバムは市井の日常に根ざした感じがしますよね。〈CITY POP〉とも一線を画す〈TOWN BEAT〉。そういった肌感覚は、高樹さんが埼玉県坂戸市のご出身であることも関係あるのでしょうか? 初期のキリンジにも「ニュータウン」という名曲がありますが。

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