Journey「Generations」感想、レビュー 令和の今こそ聞くべきUSロック・バンド
1JOURNEY とは。洋楽を聞く人全員におすすめ 1973年にアメリカのサンフランシスコで結成されたロック・バンド、journey、JOURNEY自体を知らない人でも、WBCの主題歌である「Separate Ways」や人気ドラマ海猿の主題歌である「Open Arms」など曲自体は知っている日本人も多いかと思われます。 とすればJOURNEYを知らない人におすすめするアルバムとしては「ESCAPE」や「Frontiers」が適切であると思われるでしょう。 たしかに、セオリーからすれば、当然なのでしょう。しかし、私の過去の経験から、曲単体ではおっとなると人もいたのですが、アルバムを通して聴かせるとリピートする人はほぼ皆無でした。 私は小学生の頃にjourneyにハマり、小中高と友達にcdを貸すなどして布教に努めたのですが、前述した通り、刺さった友達を見つけることはできませんでした。 この原因を考察すると、まず、ESCAPE、Frontiersは80年代と昭和の楽曲であり、当時平成世代であった友人には曲風の違いからなかなかリピートするに至らなかったからではないかと考えました。 そのため、仮にこの仮説が正しいとしたら、なるべく現代に近いアルバムでかつアルバム全体がバラエティに富んだ曲の少ないものを薦め、そこから過去作などを探求していくスタイルが他人にJOURNEYを薦める最適な方法であると考えました。 私個人としては本アルバムと、2009年発売の「Revelation」2011年「Eclipse」が上記条件に合致すると考えます。
①Faith in The Heartland 冒頭から最高の一曲。静かなるサウンドから、一気にギター・ドラム等のメロディーが展開されていく流れが本当に美しい。これを聴いたときは思わず筆者もガッツポーズしました。 スティーヴ・オージェリーのボーカルも透き通るような歌声で、中盤の展開はドラマティックさも感じさせるものとなっており、おすすめの一曲。
②The Place In Your Heart 筆者が考える本アルバムにおけるキラーチューン。息を付く間もないスティーヴ・オージェリーのハイテンポなメロディをかき消すかのようにドラマティックかつ哀愁感のある魂のボーカルが見どころ ギター・ソロもスティーブに負けず、劣らずのドラマティックな音を奏でており、まさに注目の一曲。
③Better Life 全体として哀愁感の漂う曲。終始静かになるドラムが曲のいい味を出している。 ギターソロも叙情的で感傷感がありいい曲。
④Every Generation 冒頭からギターとドラムが鳴り響くパワフルな開始。サビパートも非常にキャッチーでテンポも良く思わず口ずさみたくなる。ギターソロもピロピロと全開。ギターソロ後に一旦スローテンポになった後にキーボードの音と共に、盛り上がりは最高潮に。序盤のメロディックでパワフルなボーカルにコーラス、ギターも乱れ弾きで大変バラエティに富んだ曲。
⑤Butterfly (She Flies Alone) バラード曲。本作は前記の通り、ボーカルが分担されている中で、本職がボーカルのスティーヴ・オージェリーが担当。 前任者があまりに人気のためバイアスでスティーヴ・オージェリーを良く言う人をあまり聞きませんが、素晴らしいボーカルだと私は思います。 本曲におけるスティーヴ・オージェリーの歌唱は曲名通り自分が蝶になり、世界を夜な夜な旅しているかのような神秘的かつ幻想的体験をさせてくれるのです。 サウンドも曲に合わせて、ソフトで曲の雰囲気を壊す事をしないが、ジャーニーサウンドは顕在というばかりに、ギターソロがエモーショナル。
⑥Believe 前曲とは打って変わって、ポップ調の明るい曲。コーラスを多用したメイハリのある展開に仕上がっています。 ギターソロも最大出力でなされており、ニールファンも満足のソロになっています。 ただ、スティーヴ・オージェリーの喉の調子がやはり悪かったのか、ハイトーンがイマイチだと感じざるおえず、少々残念です。
⑦Knowing That You love Me バラード曲。スティーヴ・オージェリーの熱唱が光る1曲。前作「Arrival」における名バラードKiss Me Softly が繊細かつ泣きのボーカルだったのに対し、本曲はとにかく熱い。言葉を選ばす言えば熱苦しい(いい意味で好き)
⑧Out of Harms Way 本アルバムで随一の疾走曲でハードロック色が強い。 スティーブの魂の咆哮後に、高速ギターソロが展開されるのはハードロックファンにはたまらない展開ではないでしょうか。
⑨In self-defense 前曲と双璧をなす疾走曲。 ボーカルパートでは、コーラスを多用したり、曲調はマイルド。ところがどっこい、ギターソロは遠慮なしに弾きまくります。また、ギターに負けず、ドラムの音も引けを取らず.まさにハードロック。 ドラマティクな曲に仕上がってます。 スティーブのボーカルも何か挑発的でリスナーを曲に釘付けにします。
⑩Gone crazy ジャズ風のサウンドでスタート。本曲のボーカルはリード・ギターのロブバロリーが担当していますが、低音ボイスでなかなか渋い声を出しており、本アルバムの中では異色の存在感があり、逆に味が出ます。 キレのあるギター・ソロもあり、飽きずに完曲できます。
⑪Beyond The Cloud バラード曲。スティーブのボーカルは雲をも透き通るような美声です。見どころは、中盤パートでスティーブが一段階ギアをあげて歌い上げてから流れるように繰り広げられる泣きのギター・ソロ。 個人的に前作からスティーブが歌い上げるバラードに外れはないです。
⑫The Pride Of The Family スローテンポな一曲。自分も思わず歌いたくなるくらいサビがキャッチー。ギターソロも非常に繊細。本アルバムにおける楽曲のバラエティの多様さを象徴している一曲
⑬Never Too Late ハイテンポで終始明るい曲調で展開されていることから、ライブで受けるであろう一曲。 ギターソロも2回挟み、疾走感も感じられます。クライマックスにふさわしい曲であると同時にメンバーの次を見据えた決意も感じられます。(なお当時の記憶では、まさか2009年までジャーニーのニューアルバムを聴けないことになるとは予期していませんでした笑)
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metalthirtyと申します。朝起きてメタル、移動中も常にメタル、帰宅してからもメタルと、なにをしても、常にメタルに触れ続け、毎年100000時間音楽を聴いています。 人生の転換期を迎え、自分の好きなメタルのことをブログとして外部に発信したいと思い立ちました。 未熟者ですが、どうかよろしくお願いいたします。