. JISH8645: 1999 無電解ニッケル-りんめっき
JISH8645: 1999 無電解ニッケル-りんめっき
JISH8645: 1999 無電解ニッケル-りんめっき

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本工業規格である。これによって,JIS H 8645 : 1989は改正され,この規格に置き換えられる。

JIS H 8645には,次に示す附属書がある。

Autocatalytic nickel-phosphorus coatings on metals

1. 適用範囲 この規格は,鉄,銅,アルミニウム及びそれらの合金素地上に防食性,耐摩耗性などの目

ISO 4527 : 1987, Autocatalytic nickel-phosphorus coating−Specification and test methods

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

JIS B 0651 触針式表面粗さ測定器

JIS C 0050 環境試験方法−電気・電子−はんだ付け試験方法

JIS G 1204 鉄及び鋼のけい光X線分析方法通則

JIS H 0400 電気めっき及び関連処理用語

JIS H 0404 電気めっきの記号による表示方法

JIS H 8501 めっきの厚さ試験方法

JIS H 8502 めっきの耐食性試験方法

JIS H 8503 めっきの耐磨耗性試験方法

JIS H 8504 めっきの密着性試験方法

JIS K 0050 化学分析方法通則

JIS K 0115 吸光光度分析通則

JIS K 0119 蛍光X線分析方法通則

JIS K 8001 試薬試験方法通則

JIS Z 2251 ヌープ硬さ試験−試験方法

JIS Z 3282 はんだ−化学成分及び形状

JIS Z 9031 ランダム抜取方法

3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS H 0400によるほか,次による。

a) 有効面 (significant surface) 被覆されているか又は被覆されるべきで,その被覆が主要な性能及び外

b) 熱処理 (heat treatment) めっきの硬さ調整,耐磨耗性及び密着性を向上させるために行う加熱処理。

a) 等級 めっきの等級は,表1のとおり,めっきの最小厚さによって7等級に分ける。

b) 記号 めっきの記号は,JIS H 0404による。

JIS H 8502に規定するレイティングナンバで9以上でなければならない。また,その後処理,試験時間及

備考 必要に応じて,JIS H 8502に規定する腐食減量法によって評価してもよい。

5.10 めっきの耐磨耗性 めっきの耐磨耗性は,11.10によって試験を行い,その評価方法は受渡当事者間

5.11 めっきのはんだぬれ性 めっきのはんだぬれ性は,11.11によって試験を行い,浸せきした部分は均

6. 素地 めっき前の素地の状態は,めっきの品質に重大な影響を及ぼす。特に,素地材料が発注者から

7. ショットピーニング処理 疲労強度を向上させる目的でショットピーニング処理が指定されている場

8. 下地めっき めっきの密着性,拡散防止,めっき浴の汚染防止などの目的で下地めっきを行う場合,

9. めっき前の応力除去 鉄鋼製品,銅合金製品などに対して,めっき前の応力除去が指定されている場

10. めっき後の水素ぜい(脆)性除去 鉄鋼製品などに対する水素ぜい性除去が指定されている場合,そ

11.1 試験片の作製 試験片は,通常,製品から作製する。ただし,めっき製品それ自体を試験片として

11.2 外観試験 外観試験は,目視によって行い,ざらつき,焦げ,割れ,ピット,素地の露出などのめ

11.3 分析試験 化学成分の分析試験は,附属書3の方法でめっきのニッケル含有率及びりん含有率を測

11.4 粗さ試験 粗さ試験は,JIS B 0651に規定する器具によって測定する。

11.5 厚さ試験 厚さ試験は,JIS H 8501に規定する顕微鏡断面試験方法,電解式試験方法,蛍光X線試

11.6 硬さ試験 硬さ試験は,JIS Z 2251に規定する試験方法によって測定する。

11.7 密着性試験 密着性試験は,JIS H 8504に規定する曲げ試験方法,熱衝撃試験方法,やすり試験方

11.8 多孔性試験 多孔性試験は,附属書5の方法による。

11.9 耐食性試験 耐食性試験は,JIS H 8502に規定する中性塩水噴霧試験方法,酢酸酸性塩水噴霧試験

11.10 耐磨耗性試験 耐磨耗性試験は,JIS H 8503に規定する磨耗試験方法による。

11.11 はんだぬれ性試験 はんだぬれ性試験は,次に規定する浸せき試験によるほか,JIS C 0050又は受

b) JIS Z 3282に規定するH60A,H63A又はこれと同等の共晶組成のはんだ浴を250±5℃に保持し,試験

b) 試験片は,同一部品のロットからJIS Z 9031によって抜き取る。

13. めっきの呼び方 めっきの呼び方は,めっきの種類,素地金属及びめっきの最小厚さ又は等級の順に

例:鉄鋼素地上,無電解ニッケル−りんでニッケル (90%) −りん (10%),20μm(又は5級)のめっ

例:鉄鋼素地上,無電解ニッケル−りんでニッケル (90%) −りん (10%),5級(又は20μm)のめっ

14. 表示 送り状又は納品書に,次の事項を表示する。

15. 発注書又は加工仕様書への記載事項 発注者は,発注書又は加工仕様書に次の事項を記載しなければ

1. 適用範囲 この附属書は,疲労強度を向上させる目的でショットピーニング処理を施す場合,そのピ

2. 試験片及び操作 試験片及び操作は,次による。

a) 硬さ400 HV30〜500 HV30,厚さ1.6mmの炭素鋼板から,75mm× (20+0.2) mmに切り出し,1.3±

3. 必要な反りの高さ ピーニング強さについて,特に指定がなければ,反りの高さは,次に示す値以上

引張強さが1 100MPaより小さい鋼 0.3mm

引張強さが1 100MPaより大きい鋼 0.4mm

1. 適用範囲 この附属書は,めっき後の水素ぜい性除去のための熱処理の後,ぜい性減少を測定するた

1. 適用範囲 この附属書は,無電解ニッケル−りんめっき皮膜のニッケル及びりんの含有率の試験方法

2. 試験方法の種類 試験方法の種類は,次による。

一般事項 化学分析に共通する一般事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。

b) くえん酸又は酒石酸溶液 (20W/V%) くえん酸(1水塩)20g又は酒石酸20gを水に溶解して100mlとす

d) ジメチルグリオキシム溶液 (1W/V%) ジメチルグリオキシム1gをエタノール (95W/V%) 100mlに溶解す

どの溶剤で脱脂,乾燥後,質量を0.1mgのけたまで正確にはかり,コニカルビーカー (200ml) に取り,

時計皿で覆う。硝酸 (1+1) 20mlを加えて緩やかに加熱し,完全に皮膜を溶解させる。褐色の蒸気が

に移し入れる。白金板,コニカルビーカー (200ml) の内壁,時計皿を洗浄し,洗浄液もビーカーに入

c) 溶液の温度を60〜70℃にしてから,ジメチルグリオキシム溶液 (1W/V%) 約100mlをかくはんしなが

d) この沈殿を質量既知のガラスろ過器 (1G4) で分離し,温水で十分洗浄した後,ガラスろ過器と沈殿を

ω: ニッケルジメチルグリオキシムの質量 (g)

一般事項 一般事項は,3.2によるほかJIS K 0115による。

d) モリブデン酸アンモニウム−バナジン酸アンモニウム溶液 モリブデン酸アンモニウム(4水塩)20g

e) 標準りん酸 (100μgP/ml) りん酸二水素カリウムを105℃で恒量としてデシケーター中で放冷したも

の0.439 3gをはかり取り,水で溶解して1 000mlの全量フラスコに移して水で標線まで薄める。

どの溶剤で脱脂,乾燥後,質量を0.1mgのけたまで正確にはかり,コニカルビーカー (200ml) に取り,

A: 分取した試料溶液中のりん量 (g)

a) 硝酸 (1+100,2+10 000)

b) モリブデン酸アンモニウム溶液 モリブデン酸アンモニウム(4水塩)15gを水80mlに溶解し,アン

1) 調製 塩酸9mlを1 000mlの全量フラスコに取り,水で標線まで薄める。

2) 標定 白金るつぼに入れて600℃で約1時間加熱し,過塩素酸マグネシウムデシケーター中で放冷

3) 計算 次の式によってファクター (F) を算出する。

1) 調製 硝酸7.5mlを1 000mlの全量フラスコに取り,水で標線まで薄める。

2) 標定 0.1mol/lの水酸化ナトリウム溶液25mlを分取し,フェノールフタレイン溶液を指示薬として

3) 計算 次の式によってファクター (F) を算出する。

1) 調製 1mol/l水酸化ナトリウム溶液(水酸化ナトリウム165gをポリエチレン瓶500mlに取り,二酸

2) 保存 ポリエチレン瓶に入れ,ソーダ石灰管を付けて保存する。

3) 標定 過塩素酸マグネシウムデシケーター中で,約48時間乾燥したアミド硫酸(容量分析用標準試

[ブロムチモールブルー0.10gをエタノール (90v/v%) 50mlに溶解し,水で100mlとする。]を指示

4) 計算 次の式によってファクター (F) を算出する。

フェノールフタレイン溶液 (0.2W/V%) フェノールフタレイン0.2gをエタノール (95v/v%) 100mlに

a) 4.2.4で調製した試料溶液から10mlを正確に分取し,三角フラスコ (300ml) に移し入れ,水100mlに

b) この沈殿をろ紙(5種C)を用いて分離し,フラスコ及び沈殿は (2+100) を用いて十分に洗浄し,次

に硝酸 (2+10 000) を用いて十分に洗浄し,ろ紙が水酸化ナトリウム溶液1滴とフェノールフタレイ

ここに, V1: 0.1mol/l水酸化ナトリウム溶液の使用量 (ml)

V2: 0.1mol/l塩酸又は硝酸滴定用溶液の滴定量 (ml)

一般事項 蛍光X線分析法において共通する一般事項は,JIS K 0119又はJIS G 1204による。

装置 装置は,JIS K 0119の4.又はJIS G 1204の2.に規定する蛍光X線分析装置とする。

なお,操作の基本的な条件は,JIS K 0119又はJIS G 1204による。

1. 適用範囲 この附属書は,無電解ニッケル−りんめっきの密着性を向上させるための熱処理方法につ

2. 処理方法 素地金属と無電解ニッケル−りんめっき皮膜の密着性を向上させるために附属書4表1に

1〜1.5 160±10* 1〜1.5 130±10**

1. 適用範囲 この附属書は,無電解ニッケル−りんめっき皮膜の多孔性を調べるための試験方法につい

2. 試験方法の種類 試験方法の種類は,次による。

要旨 次のいずれかの方法によって,ヘキサシアノ鉄 (III) 酸カリウム [K3Fe (CN)6] 溶液に,めっ

細孔部位 [a)] に青いはん(斑)点又は細孔部位に接触したろ紙 [b)] に青いはん点が出ること。物

a) 試験液 ヘキサシアノ鉄 (III) 酸カリウム25gと塩化ナトリウム15gを1lの水に溶解する。

3) C液:1l当たり10gのヘキサシアノ鉄 (III) 酸カリウムを含有する。

a) 試験片 試験片がきれいで,めっきされていることを確認する。

b) 浸せき試験 25℃に保たれた試験液に試験片を30秒間浸せきする。試験片を取り出して,水に浸せき

c) 含浸ろ紙試験 約35℃に保ったA液に“湿潤力のある”ろ紙片を浸せきする。ろ紙を取り出して乾燥

a) 試験片 試験片はきれいで,めっきされていることを確認する。

b) 試験 試験片を適当な容器に入れ,周囲温度でばっ気水をこの見本が30±5mmまで浸るまで加える。

塩水噴霧試験 JIS H 8502に規定する中性塩水噴霧試験方法,酢酸酸性噴霧試験方法及びキャス試

a) 水酸化ナトリウム 100g/lの溶液

a) 試験片 試験片がきれいで,めっきされていることを確認する。

b) 試験 試験片を,水酸化ナトリウム溶液に浸せきするか又はこの溶液でぬぐ(拭)い,3分間静置し,

b) フェリシアン化カリウム溶液 フェリシアン化カリウム1gとメチルセルロース1.5gを90mlの沸騰水

a) 試験片 試験片がきれいで,めっきされていることを確認する。

b) 試験 試験片を,周囲温度で氷酢酸に浸せきするか又はこの液でぬぐい,3分間静置し,フェリシア

1. 適用範囲 この附属書は,めっき皮膜の耐食性を測定するための試験方法について規定する。

2. 耐食性試験方法 耐食性試験は,JIS H 8502に規定する中性塩水噴霧試験方法,酢酸酸性塩水噴霧試

1. 適用範囲 この附属書は,無電解ニッケル−りんめっきの硬さを向上させるために施す一般的な熱処

2. 処理方法 素地金属と無電解ニッケル−りんめっきの硬さを向上させるために附属書7表1〜2に示す

1. 適用範囲 この附属書は,鉄鋼素地などに対するめっき前の応力除去のために施す一般的な熱処理条

2. 熱処理条件 必要に応じて,附属書8表1に示す条件で熱処理を施す。

1. 適用範囲 この附属書は,めっき後の水素ぜい性除去のために施す一般的な熱処理条件を,参考とし

2. 熱処理条件 必要に応じて,附属書9表1に示す条件で熱処理を施す。

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