JCGLマシンルーム(198X年)
VAXは、当時1億円したと言われていた。速さは1MIPSである。つまり100ミリオン・パーセカンドの略で、1秒間に100万回計算処理ができるということである。1MIPSはVAXの代名詞であった。 VAXは、大勢の人が利用するミニ・コンピュータ(VAXは充分大きいけど、それ以前のIBMのコンピュータはもっと巨大だった)で、VT100というキャラクタ・ディスプレイ端末でつながっていた。VT100は、アルファベットの文字だけしか表示できなかった。画像は表示できない。 画像を表示するためには、ビデオRAMという画像表示用のメモリーが必要になる。それをフレームバッファと呼んでいた。 フレームバッファは、色の三原色、RGB毎にそれぞれ1枚、合計3枚必要だった。この1枚分のフレームバッファは500万円すると聞いた。RGBで3枚、1500万円である。フレームバッファのメモリが一杯並んだ大きな基盤は、ワイヤーラッピングで配線されていた。要するに手作業のジャングル配線である。 マシンルームには、6台分程度のフレームバッファ専用のラックがあった。JCGLのシステム総額は8億円だと聞いた。
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