日本一使われている!?「バーナム ピアノテクニック」を紹介子ども教本#17
(前略)
このシリーズは、世界中のたくさんの先生方が—理想的な毎日の練習の本—として認めてくださっています。
(中略)
わたしたちのまわりには、毎朝、仕事に行く前に体操をする人がたくさんいますが、それと同じように、わたしたちも毎日ピアノの練習をする前に、指の体操をしてみましょう。
この本の目的は、強い手と柔軟性のある指をつくることです。ですから、いきなりグループ1全部の練習をマスターする必要はありません。まず2つか3つを手がけて、それを毎日、練習の前に弾きます。そしてマスターできたら少しずつ増やしていき、グループ1の練習が完全に弾けるようになったら、同じ方法で順々に新しいグループに進みます。また各巻とも終わったら、調子を変えて練習してみることも良いことです。
(後略)
エドナ メイ バーナム「バーナム ピアノ テクニック ミニブック」1975年 使い方- 毎日ピアノの練習をする前に、指の体操として
つまり、メインのピアノテキストとしてではなく、練習前の準備として使うように作られています。
目的- 強い手と柔軟性のある指をつくること
- まず 2つか3つ を手がけて、それを毎日、練習の前に弾く
- それをマスターできたら 少しずつ曲を増やして いく
- グループ1(全部で12曲)の練習が完全に弾けるようになったら
- 新しいグループに進む
- 各巻とも終わったら、調子(調、キー)を変えて練習してみる
- 子どもの 音楽性を豊かにする ことに重点を置かれたテクニックの本
- どの練習曲も一つ一つが 体操や運動に例えられていている
- 子どもの動作を描いた 挿し絵 といっしょに紹介されている
- 実際の 音楽の部分部分を用いて 書かれた練習なので、内容は 変化に富み 、 応用範囲は広く 、どの練習も すぐに役に立つ
- 想像力 を育て、 リズム感 を呼び覚まさす挿し絵が付いている。
- 心を捉え 、 夢を持たせ 、 自分から練習 しようという気持ちを起こさせます。
- まだ字を読むことができない幼児で、 挿し絵を通してとらえられた印象を音に してピアノの上で表現しようと試みます
- 好奇心が旺盛で想像力のたくましい子どもは、 一人でどんどん先へ と進んでいきます
- 書かれた曲を通して作曲者の意図に沿って自分自身を表現する力
- 柔軟性のある指を音楽表現に適合させたものであり、”指の運動と生徒の知識・情緒・意志がいっしょに合わさった表現力”
各巻の内容を紹介!
ミニブック created by Rinker- 小さい子どものために、他の巻より 約20年遅れて 作られた
- 1曲がすべて4小節
- 中央ドのポジションのままほとんど の曲を弾くことができる
- 出てくる音符は、全音符、付点2分音符、2分音符、4分音符、8分音符(付点4分音符や16分音符は出てこない)
- 三和音の練習
- 親指をくぐらせる練習
- 半音進行
- 長調と短調の紹介(ドレミファソと、ドレミ♭ファソ)
- 1曲が4〜8小節
- グループ1〜3はハ長調
- 両手ともドレミファソの5指のポジションで弾く
- グループ4、5は臨時記号#や♭が出てくる
- 出てくる音符は、全音符、付点2分音符、2分音符、4分音符、8分音符、三連符(付点4分音符や16分音符は出てこない)
- 1回目はレガートで、2回目はスタッカート でひくように指示がある
- ドレミファソの基本の5指のポジションから、広げて 6、7度、分散オクターブ に広がる
- 音階は2オクターブ
- 三和音の転回形
- 半音階
- ターン
- グリッサンド
- ペダル
- 出てくる音符は、全音符、付点2分音符、2分音符、4分音符、8分音符、三連符、16分音符、32分音符(付点4分音符は出てこない)
- 第1巻に入る頃、ハノンなどを併用すると良い(訳編者中村菊子)
- 新たに出てくる練習
- トリル
- 指と手首を回す練習
- 手を交差して弾く練習
- 反復する三連符の練習
- 一つの鍵盤をおさえたまま、他の指で旋律を弾く練習(指の独立の練習)
- ハ長調
- ト長調
- ニ長調
- イ長調
- へ長調
そこで 第3巻が、『拍子』と『リズム』について考え、良いリズム感を育てることに重点を置いて勉強 しましょう。」
第4巻 created by Rinker- グループ1
- イ短調のスケール、アルペジオ、和音
- ト長調で長・短・減・増の4種類の三和音を聞き分けられるようにさまざまな練習
- へ長調で展開形を含む四和音の練習
- ニ長調でターン、半音階、トリル、反復音、装飾音などの練習
- #7つのロ長調と、♭5つの変ハ長調の異名同音のスケールの練習
- 多調
- 全音音階
- 変拍子
- トーン・クラスター
- 黒鍵上の5音音階
- 30のすべての長調と短調の易しい曲
- 左のページに長調、右のページに平行単調が載っている。
- 1曲は7〜12小節
- 多くの曲は主和音(Ⅰ)と属七の和音(Ⅴ7)のひびきが強調されている。
- 曲の難易度は第1巻から第2巻程度。
「子どもの集会」のテクニック習得ステップ
3度の重音で、レガートや、スタッカート、などさまざまな表現を します。
「子どもの集会」のステップ4つ- 導入書グループ5−10「両手をあげてつま先でたとう」
- 1巻グループ1−3「ホッピングしよう」
- 1巻グループ3−2「転がろう」
- 2巻グループ4−6「綱のぼり」
ポジション移動のない3度の重音の、 手首を使ったスタッカート を練習します。
1巻のグループ3−2「転がろう」ポジション移動のない3度の レガートとスタッカート を練習します。
2巻グループ4−6「綱のぼり」このテキストに足りないところ
- タイや付点のリズムがほとんど登場しないので、リズムが単調に感じる。
- 使われる和音のパターンが限られているのでひびきに変化が少ない。
- テクニックの教本だが、レッスンでの使用を前提としているので手や腕など体の使い方の解説は最小限に止まる。
- 導入教本として構成されていないで、音符の読み方や、リズムの解説などはない。「バーナムピアノ教本」と併用することをおすすめします。
こんな人におすすめ!
- テクニックを強化したいピアノをはじめて間もない方。
- 子どもの頃に習っていてブランクがある方のウォーミングアップとして。
- 曲に頻繁に出てくる音楽の要素を取り出して、テクニックを身につけたい方。
- 四分音符・八分音符・三連符のリズムを強化したい方(メトロノーム必須)。
- 短い曲で気軽にテクニック強化をしたい方。
imformation
- バーナム ピアノ テクニック
- 1953年出版(日本では1975年)
- 著者:エドナ メイ バーナム
- 解説・訳者:中村菊子
- 監修:大島正泰
- 曲数:各巻に60曲、「全調の練習」のみ30曲
- 併用曲集:特にない
- レベル:導入〜中級レベル
執筆者
お問い合わせはこちら関連記事
2024年4月22日 2024年1月12日 2024年1月10日“ 日本一使われている!?「バーナム ピアノテクニック」を紹介子ども教本#17 ” に対して5件のコメントがあります。
「1日1枚ハギトリ式 WAKU WAKU 調の勉強ドリル」 色音符でたのしい!「キッズ・ピアノ1〜5」【子ども向け導入教本#18】 2021年6月22日 スポンサーリンクCopyright © Piano Lessons All Rights Reserved.