往年の銘機「IV Sb改」で楽しむフィルム写真。
IV Sb型の後継機種にふさわしい最高級の品位と精密感を備えていた。 シャッターのレリーズ後にも、使用しているシャッタースピード値がわかる中軸指標付きのシャッターダイアルとなり、シャッタースピードの段数がほぼ倍数系列化して使いやすくなった。そして、巻き上げノブ基部にはフィルムの装填枚数が記録できる手動セットによるメモ表地板が付いた。 先のIV型に始まるキヤノンの高級35mmカメラは、IV Sb型、IV Sb改型で頂点に達し、キヤノンカメラ(株)の黄金期を迎え、これらは、その前年に登場してきたニコンS型と共に日本のカメラ工業力を世に問う垂涎の最高級機であった。
時代背景1933年に吉田五郎さんらがキヤノンの前身「精機光学研究所」を設立して以来、「ライカに追いつけ追い越せ」で製造を続け、その技術力は1950年台のIV Sb、そして改良型のIV Sb改で「ライカに匹敵した」とも言われるまでに成長していました。
時代背景 その2- ビキニ環礁
- マリリン・モンロー来日
- 初の缶ジュース発売
- 自衛隊発足
- 映画「ゴジラ」公開
技術的にも金額的にも、まさに”国産カメラの最高峰“として世に送り出されたカメラだったと言えるでしょう。
外観
この写真で付いているレンズはIV Sb改の標準レンズではなく、もう少し後に発売された50mm F1.4 II(1959年8月発売)です。マウントはライカのL39。
Serenar 50mm F1.5 - キヤノンカメラミュージアム キヤノンのSレンズ、50-85mm、Serenar 50mm F1.5をご紹介しています。 global.canon 2019年10月追記 Serenar 50mm F1.8が手に入りました。かっちょいいいいいぃ~ダイヤル部のアップ。 フィルム巻き上げノブの下にはカウンターのメモリがついており、現在フィルム何枚目なのか分かるようになっています。 またIV Sb改の特徴として、何枚撮りのフィルムを入れているかを記憶しておく機能があります。(ノブ下の歯車状のダイヤル。この写真だと24のところに赤いマークがセットされているので、24枚撮りフィルムを入れているということが分かる。)
使い方
フィルムの装填フィルム本体(=パトローネ)からフィルムを引っ張り出し、およそカメラと同じ長さにします。約10cm。 そしたら、上写真のように フィルムを切ります 。(昔と今ではフィルムの形が違うようなので、そのままだと入りません!)
というか、先に切ってからスプールに挟んだ方が作業しやすいと思います。そのまま奥までしっかりと入れます。 このとき、ちょっと見えづらいのですが、カメラ内部に歯車的なもの(スプロケット)があるので、そこにフィルムの穴(パーフォレーション)を噛ませます。 画像中央の部分。上手く噛まない場合は巻き戻しノブを動かしてみると良いでしょう。
フィルムの取り出し方 その他細かい操作方法・ シャッタスピードの変更 は、シャッタースピードダイヤルを持ち上げながら回す。 (すんません、持ち上げた写真が撮れませんでした・・・。)
・ スローシャッター は、まず上面のシャッターダイヤルを赤字の「1-30」の部分に合わせたあと、前面のダイヤルで調整します。 スローシャッターのダイヤルは、小さなレバーを押しながら回して下さい。
・ ISO感度の設定 (と言っても露出は全てマニュアルなので、メモになる程度です。)は、巻き上げノブの中心を指で押さえながら回すと数値が変わります。
・ 露出の調整 は、露出計を別に用意して測る必要があります。 が、今どきはスマホアプリで十分でOKでしょう。
作例
本当は時代背景を考慮して、モノクロフィルムで撮影したかったんですが、モノクロだと現像に時間が掛かるため、富士フイルムの「SUPERIA PREMIUM400」と、Kodakの「PORTRA400」で撮りました。レンズは50mm F1.4です。
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というわけで、長々と書きましたが、キヤノン往年の銘機「IV Sb改」を使ってみたよ、という記事でした。
露出計なしは戸惑うけど案外ちゃんと撮れるただ、現像に出してみると、やっぱりネガフィルムなので少々露出が狂ってても大丈夫なんですよね。特に露出オーバーの場合なら2段分くらい余裕で戻ってくるので、迷った場合は少しオーバー気味に撮っておいたんですが、割と何とかなっていました。
ファインダーの二重像が見やすい僕はレンジファインダーのキヤノネットG-IIIなどを持っているのですが、それに比べてこのIV Sb改の二重像は非常に見えやすく、ピントを合わせやすいと感じました。 キヤノネットだと2重像が薄いので、環境によってはピントが合ってるのか分かりづらいんですよね。
結局、ただただ楽しい 記事が気に入ればぜひシェアをお願いします! 物撮りとライティング 5D Mark IV関連関連記事
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>バルナック型とは全く違う完成度・性能の高いM3を前に、多くの国内企業がライカの技術の高さを知り、レンジファインダー機でライカに打ち勝つのは不可能だと知ります。 技術じゃないですよ。 コスト的に割が合わないという判断です。 例えばOLYMPUSの桜井氏は、M3の様なレンジファインダーを製造するコストを掛けるならば、ペンタプリズムの頂点を出す研磨(これが一眼レフで最も高コストな工程だった)の方が低コストで出来ると判断したと著書に記しています。 売れないならば作る理由が無いという事です。 事実LeitzもM3以降ファインダーの低コスト化を進めています。
森羅さん コメントありがとうございます! なるほどですね、経営的な判断を下したわけですね。 いつの時代もそうなんでしょうけど、コストの問題だけは避けて通ることは出来ないですもんね。 特に後発のメーカーは価格で勝てなければ売れませんしね。 非常に興味深いお話ありがとうございます!!
親戚から同じカメラを譲り受けました。 デジタル一眼しか触ったことのない私には、どうやって操作すればいいのか全く分からず、結局放置しておりました。 偶然こちらのHPを拝見し、やっと操作の方法が分かりとっても嬉しく思っております。 このカメラで写真を撮り、親族へプレゼントしたいと思います。 ありがとうございました。
きのこさんコメントありがとうございます! このカメラは今のカメラにない独特の操作方法があるので気を使いますよね。 こんなブログですが、お役にたてて何よりです。 ぜひ素敵な写真をプレゼントしてあげてくださいね♪
こんにちは、 昨年、「キヤノンIV Sb改+Serenar 50mm F1.8」を手に入れました。これは、キャノンが発売した同型のミニチュアを購入したのが最初で、本物が欲しくなりヤフオクで購入しました。この機種の元になった「 LEICA IIIf+ Elmar 5cm F3.5 」も現在、手元に有ります。私は、IV Sb改で一度も実際に撮影をしたことがないので、このブログを見てとても参考になりました。機会を見つけて撮影をしたいと思います。
コメントありがとうございます! ミニチュアがきっかけになったとは、とても素敵ですね。 ふと気になって調べてみたら、ミニチュアはもう販売されていませんでした。 本物とミニチュアを並べて撮ることが出来るなんて、凄く素敵だと思います。 私のブログが少しでも参考になれば幸いです。 ぜひ素敵な写真を撮ってくださいね♪
goronyann_photo より:追伸 キヤノンIV Sb改+Serenar 50mm F1.8のミニチュアはヤフオクで時々出てます。 それと、EOS 5Dやキャノンが発売したカメラをキャノンがミニチュアで販売していたので、ヤフオクで出てます。もし、興味が有れば一度検索してみて下さい。 Twitterに少しUPしてるのでよかったら覗いて下さい。 「#PJSのあるくらし #PhotojewelS #minion」「tannbo」 では…。 goronyann
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