. IRIS OUT」で描かれる『レゼ篇』の多角的な魅力 - Real Sound|リアルサウンド
IRIS OUT」で描かれる『レゼ篇』の多角的な魅力 - Real Sound|リアルサウンド
IRIS OUT」で描かれる『レゼ篇』の多角的な魅力 - Real Sound|リアルサウンド

米津玄師が「IRIS OUT」「JANE DOE」で描いたものとは? 『チェンソーマン レゼ篇』に宿る愛、主題歌の真価

もちろん、「IRIS OUT」は劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の顔としても非の打ちどころがない楽曲だ。曲題の“アイリスアウト”とは映像における場面転換技法のひとつで、画面中央へ徐々に映像が円形に小さくなり、最終的に画面が真っ暗にフェードアウトする演出のこと。情けない結果に終わる登場人物をコミカルに表現する際に用いられることも多く、今回の『レゼ篇』で文字通り悪魔なファム・ファタールたちに翻弄され、物理的な意味でも心を奪われそうになる主人公・デンジのある側面を非常に的確に切り取ったタイトルでもある。まさしく“惚れた方が負け”な一方的かつ激情的な片恋慕を描いたリリックを、作中のキーパーソンであるレゼやマキマに惚れ込むデンジのみならず、米津ほかさまざまなヒト/モノのファンダムの渦中にいる人々へと準える声もネット上では散見できる。

楽曲制作においては、入場特典冊子や劇場版パンフレットなどで、「KICK BACK 2」を作らないことを枷としたよりシンプルかつ衝動的な楽曲にすることで複雑怪奇な構成の「KICK BACK」との差別化を図った、ということが米津によって言及されている。映画本編ではオリジナルのオープニング映像とともにフル尺の本曲が物語の幕開けを彩るため、これから劇場へ足を運ぶ者にはぜひその映像も併せて楽しみにしてほしい。

米津玄師×宇多田ヒカルが描く、美しくも哀しい「JANE DOE」

コミカルでダーティな『チェンソーマン』の物語を描く「IRIS OUT」。一方、「JANE DOE」は、それとは対極的なサウンドともなる精緻かつメランコリックなムードを湛えた、本映画の魅力をまったく別角度から切り取った楽曲へと仕上がっている。

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