. GW二村定一特集③ - ニッポン・スヰングタイム
GW二村定一特集③ - ニッポン・スヰングタイム
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ニッポン・スヰングタイム

著作やCD制作、イベントの活動を告知します。戦前・戦中ジャズをメインとして、日本の洋楽史について綴ります。

GW二村定一特集③

GW二村定一集中特集③

・「シネ・オペレッタ エノケンの青春酔虎傅」(昭和9年5月4日封切) P.C.L.

・「エノケン十八番 エノケンのどんぐり頓兵衛」(昭和11年1月31日封切) P.C.L.

・「エノケンのちゃっきり金太 前編」(昭和12年7月11日封切) P.C.L.

・「エノケンのちゃっきり金太 後編」(昭和12年8月1日封切) P.C.L.

これらの映画での、特に初期の作品での二村定一の存在意義はヴォーカルに傾きがちでした。第一作「青春酔虎傅」は冒頭で「イエス・イエス "Yes, Yes!"(1931)」が流れますが、その第一声は学生と言うには薹が立ちすぎているべーちゃんの歌声です。第二作「エノケンの魔術師」では何故か二村定一の出演シーンがまるごとカットされたような痕跡がみられますが、第三作「近藤勇」では桂小五郎という大役で「侍ニッポン」や"Lullaby in Blue"を歌いあげています。この「近藤勇」での二村は剣戟シーンも颯爽としていて、斬られた刺客が倒れながら二村の刀を懐紙で拭うというギャグにちょっとニヤけるべーちゃんが見ものです。

「エノケンの千萬長者」は二村定一がもっとも輝いた作品です。なにしろべーちゃんがヨタ歌手・三田の役をつとめているのですから。この映画では、デパートのアトラクションでの「唄は廻る "The music goes 'round and around"(1935)」、江木三郎(エノケン)、おとし(宏川光子)とチェーサーで歌う「二人の心さえ "Life is a Song"(1935)」やエノケンとのミンストレル・ショー、キャバレーでお雪(高清子)と歌う「うぶな二人のように "I've got a Feelin' You're Foolin'"(1935)」と、聴きどころがたくさんあります。二村の役どころも付け足し的なものではなく、主役の江木三郎=おとしカップルと別の人生を歩むさまが織り込まれ、エノケンが富豪の実家に帰られるようにする橋渡しをつとめます。

場所:両国・江戸東京博物館ホール(JR・大江戸線・両国駅下車・東京都墨田区横網1-4-1 開催日:5月8日(日曜日) 開場:14時00分 開演:14時30分 入場料:前売り2.000円、当日2.500円

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