Fujii Kaze、向井秀徳と椎名林檎、稲葉浩志、HYDE、ちゃんみな、aespa……注目新譜6作をレビュー
『2026 ワールドベースボールクラシック』史上初となるサウンドトラック『2026 World Baseball Classic』収録曲のひとつ。これまで大会の公式テーマソングはあったが、多言語の楽曲を揃えたサウンドトラックというのは初の試み。スペイン語や韓国語が飛び交う作品の中で、Fujii Kazeは英語と日本語によるダンスミュージックを提供。前半はどこか霊的、あるいは聖的なコーラスワーク。中盤からビートは強化され、囁くようなフロウを経由したのち、サビでは野球の(いや、輝けるすべての人たちの)魂を讃える歌唱へと到達する。もちろん相当クオリティの高い一曲だが、3曲で表現するこのシングル企画自体が、現代ポップスの洗練された美しさと多様性を物語っている。(石井)
向井秀徳と椎名林檎「SI・GE・KI」
稲葉浩志「タッチ」
Netflix大会応援ソング「タッチ」 稲葉浩志がライブパフォーマンスで初披露!| 2026 ワールドベースボールクラシック | Netflix JapanHYDE「SMILING」
ちゃんみな「Let you go feat. HIROTO (INI)」
ちゃんみな - Let you go feat. HIROTO (INI) 【Official Music Video】2017年3月に発表されたメジャーデビューアルバム『未成年』から9年。記念すべき10周年イヤーの幕開けとなる新曲「Let you go」は、INI・西洸人をフィーチャーした楽曲だ。ちゃんみなのデビュー当初からダンサーとして参加し、MVなどにも出演してきた西。その後、西はアーティストとしてのキャリアを歩み始めたわけだが、「Let you go」は互いに夢を掴もうと苦闘していた日々や別の道を選んだ瞬間の思い、そして、再びコラボレーションするに至るまでのストーリーが濃密に映し出された楽曲に仕上がっている。エモさを極限まで高めながら響き合う声も絶品。ちゃんみなと西にしか表現できない、まさに唯一無二の説得力こそがこの曲の最大の魅力だろう。(森)