秋はアンドロメダ銀河を眺めよう 暗い空なら肉眼でも見える
1. まず北東の空を見上げて、W字型のカシオペヤ座を探す。右側の「V」の先端に当たる星をシェダル(カシオペヤ座α星)と呼ぶ。 2. 次に、カシオペヤ座の右上方に「ペガススの大四辺形(秋の四辺形)」を見つけよう。4つの明るい星が形づくる、少し歪んだ大きな四角形だ。4つの星のうち、左下にある2等星アルフェラッツ(アンドロメダ座α星)から下(やや左下)方向に明るい星を辿って2つめが、2等星ミラク(アンドロメダ座β星)である。 3. シェダルとミラクを結ぶ線を引こう。アンドロメダ銀河を見つけるガイド線だ。ミラクからシェダルの方向へと視線を戻しながらこの線の少し上を探すと、アンドロメダ銀河は見つかる。ピンポイントで探し当てるまで、何度も2つの星の間を目で辿ろう。
advertisement観望のコツ
いくら探しても見つからないとしたら、それは空が十分に暗くないからだ。その場合は双眼鏡を使おう。 乳白色のぼんやりとした光の塊があったら、それがアンドロメダ銀河だ。しばらく眺めていると、中心部が明るく、楕円形に光が広がっていることに気づくだろう。「そらし目」で見ると、銀河の広がりがよりわかりやすい。これは周辺視野を活用することにより、かすかな天体を観察するテクニックだ。真っすぐ対象を見つめる中心視野は細部の観察には適しているが、暗い場所で明暗を認識することがほとんどできない。 要するに、アンドロメダ銀河は横目で見ると、真正面から見たときより多くのものが見えるのだ。
アンドロメダ銀河(M31)(ESA/Hubble & Digitized Sky Survey 2. Acknowledgment: Davide De Martin (ESA/Hubble))このすばらしい銀河を観望する上での最大の障害は、光害である。アンドロメダ銀河の楕円形のほのかな輝きは、街明かりによって視認性が大きく左右される。特に近年はLED照明が普及したことで、その影響が顕著だ。 こうした安価で常時点灯している照明の代償として、現代に生きる私たちは星空保護区へ足を運ぶか、光害マップを活用しなければ、祖先が肉眼で見ていたであろう夜空の眺めを目にすることはできない。 観察する際は、双眼鏡を安定させたり、背もたれのある折り畳みチェアを使ったりするとよい。 (forbes.com原文)
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