. FBIなどがニセの暗号化通信ネットワークを構築して犯罪組織のメッセージを傍受しまくったおとり捜査「トロイの盾作戦」とは? - GIGAZINE
FBIなどがニセの暗号化通信ネットワークを構築して犯罪組織のメッセージを傍受しまくったおとり捜査「トロイの盾作戦」とは? - GIGAZINE
FBIなどがニセの暗号化通信ネットワークを構築して犯罪組織のメッセージを傍受しまくったおとり捜査「トロイの盾作戦」とは? - GIGAZINE

FBIなどがニセの暗号化通信ネットワークを構築して犯罪組織のメッセージを傍受しまくったおとり捜査「トロイの盾作戦」とは?

‘Every message was copied to the police’: the inside story of the most daring surveillance sting in history | Crime - Australia | The Guardian https://www.theguardian.com/australia-news/2021/sep/11/inside-story-most-daring-surveillance-sting-in-history

特に麻薬組織から重宝されていたAn0mでしたが、実はその運営者はアメリカの連邦捜査局(FBI)オーストラリア連邦警察(AFP)といった法執行機関でした。2018年のリリース以降、およそ1万台ものAn0m搭載デバイスで送受信された1937万件ものメッセージは全て法執行機関に収集され、主にAFPによって内容が分析されていたとのこと。この大規模なおとり捜査は「トロイの盾作戦」と呼ばれ、最終的には分析したメッセージを元にした2021年6月7日の大規模摘発「ビッグ・バン」につながりました。

17カ国の法執行機関が参加したトロイの盾作戦の発端となったのが、暗号化通信に特化したスマートフォンを販売するカナダの企業・Phantom Secureに関する捜査でした。Phantom Secureのカスタムスマートフォンはメキシコの巨大麻薬カルテル「シナロア・カルテル」や国際犯罪組織に使用され、数千万ドル(数十億円)の利益を得ていたとのこと。

Phantom Secureのビンセント・ラモスCEOは、自分たちの製品が犯罪組織に使われていることに気付いたものの無視して販売を継続し、2018年3月に逮捕されました。FBIはラモス氏に対し、「Phantom Secureのスマートフォンにバックドアを作り、FBIが犯罪組織の動向を監視できるようにする代わりに判決を軽くする」という取引を持ちかけましたが、ラモス氏はこれを拒否。最終的にFBIが犯罪組織はPhantom Secureのサーバーをシャットダウンして、暗号化プラットフォームを消失させました。

その後、2021年3月にはAn0mの競合でもあった暗号通信ネットワークのSky Globalが摘発され、An0mのユーザー数が急激に増加するといった状況もあり、6月7日に各国で一斉に犯罪組織を摘発するビッグ・バンに踏み切ることが決まりました。事前に情報が漏えいするのを防ぐため、ビッグ・バンの決行はAFPの内部でもギリギリまで隠されていたそうで、決行の1週間前まではほとんどの人員が知らされていなかったとのこと。結果的にビッグ・バンは成功に終わり、世界各国の犯罪組織が摘発されました。

トロイの盾作戦で主にAFPが中心となって動いたのは、オーストラリアで2018年12月に「アンチ暗号化法」が可決され、政府機関がAn0mのユーザーから大量のメッセージを合法的に収集できる点が大きかったとされています。一方、同様の法律がないアメリカのFBIは第3国を経由して「AFPが収集したメッセージのキャッシュ」を入手し、マスターキーを使ってメッセージの分析を行ったそうです。

一連の作戦では慎重にAn0m搭載デバイスが販売されたため、犯罪者ではないジャーナリストや人権活動家などがAn0mを使用した可能性は低いとのこと。しかしThe Guardianは、近年ではスマートフォン監視ソフトの「Pegasus」が多くの政治家や人権活動家を監視していた件に触れ、権威主義的な政府がAn0mに触発された偽の暗号化メッセージアプリを広める可能性があると指摘しました。

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2021年09月14日 07時00分00秒 in ソフトウェア, スマホ, セキュリティ, Posted by log1h_ik

You can read the machine translated English article What is the sting operation 'Troy's ….

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