カメラのないスマートグラス「Even G2」。ユニークだけどまだ未完成感あり
カメラもスピーカーもないEven G2。これがEven Realitiesの手法で、初代のEven G1も搭載なしでした。スクリーン(グリーンの単色、デュアルレンズディスプレイ)、つまり視覚にコミットしたメガネ。初代から最も大きく変わったこと、かつEven G2最大の個性は、別売のスマートリング「Even R1」があること。これ、メガネの操作にも使えますが、単体では単純にヘルストラッカーとして使えます。
思ったよりはうまくいったものの、完璧というにはまだまだ。慣れもあると思いますが、ダブルタップが検知されず何度かやり直したり、スクロールがうまく止まらなかったりはあるある。スマートグラスの操作のみを目的として、このスマートリングを装着する(または別のスマートリングから乗り換える)ことはないでしょう。
物足りない&不安定な機能
ただ、これも安定して常にうまくいくわけではなく、例えばレビューではiPhone 17(iOS 26)でメッセージの確認がどうしてもできませんでした。InstagramのDMも表示できたりできなかったり。ソフトウェアが非常に不安定なのです。
え?と思ったのは、表示されたメッセージの確認はできても、そこで終わりなこと。そう、返信ができないんです。Meta Ray-Ban Displayはこれができるので、比較するとどうしても不便。
Image: Raymond Wong / Gizmodo US
他にはヘルス機能もあります。ただ、これもリアルタイムではなく断続的なので、例えばランニング中の消費カロリーや心拍数をチェックしたい場合は物足りません。何がトリガーでデータがアプデされるのかがわからないのにヤキモキします。
睡眠トラッキングは、レム・ノンレム睡眠や起床時間などいろいろなデータ収集してくれて好印象。睡眠スコアも出ました。ただ、ヘルストラッキングとしてスマートリングを求めるなら、Even R1よりもOuraやSamsung(サムスン)のリングの方が、使い勝手や測定値の正確性は高いと感じました。スマートリングが欲しい、かつEven G2も操作するというなら選ぶかな…程度なのです。
Image: Raymond Wong / Gizmodo US
比較的使えたと思った機能はナビ。音声アシスタントでも発動可能で、「Hey Even、どこどこに行きたいからナビして!」でいけます。今回は自宅からブルックリン博物館へ。
右下に小さな地図、左下に各段階のナビ、右上には目的地までの距離と所要時間が表示されます。大きく表示したいときは、Enve R1をタップするか、メガネのツルをダブルタップで。このナビは自転車やバイクで重宝すると感じました。ただし、映画『マトリックス』ぽい表示で、どことなくアナログマップ感があり、好き嫌いは別れそう。
スマートグラスあるあるの翻訳機能も完備。パートナーがスペイン語を話すので試していました。スペイン語から英語への翻訳(テキスト表示)は、他社グラスよりも英語ベースの人にわかりやすい表現に感じて好印象。翻訳スピードも実用できるほどには速めです。
一方で聞き取りが不安定な部分も。これは搭載されているマイク性能なのか、ソフトウェアの問題なのか、どうも苦手(聞き取りづらい)な音やフレーズというのがあるようで、全体的なヒアリング力はMeta Ray-Ban Displayの方は上です。
他に「Conversate」という文字起こし機能もあり。他社グラスが会話をただ文字起こしするのと違い、Even G2は会話の状況なども追加メモしてくれます。
機能に関してはネガティブ発言もしつつ、全体的にはよく考えられているとは思いました。ただ、その考えに現実的な動作が追いついていない。挙動が不安定なのが残念です。将来的にもっとソフトウェアが改善されれば、理想とする使いやすさになるんじゃないでしょうか。
ハードウェアはいい
Image: Raymond Wong / Gizmodo US機能、主にソフトウェア面で改善すべき点が多く見られますが、ハードは非常にいいと感じました。まず、スマートグラスはスマートガジェットではなく、あくまでメガネであると捉えているところが好印象。カメラ、スピーカーを搭載せず、普通のメガネとほぼ同等の36.5gに抑えたところは、ウェアラブルとしてはプラスです(Meta Ray-Ban Displayは69g)。チタンフレームも軽量化に一役買っているかと。
Image: Raymond Wong / Gizmodo US
モノとして非常にかけ心地がいい。メガネなのでこの一点だけで大きなプラスです。Even G2とEven R1を1日中(10時間ほど)着けっぱなしで生活しましたが、何も感じませんでした。つまり、あー早く外したいと思うような不快感がなかったということ。もし絶対にスマートグラスを常にかけなければいけないというルールができたら、たぶんEven G2選ぶかな。装着感はそれくらいよかったです。
Image: Raymond Wong / Gizmodo US
あとはやはりスクリーン。Even Realitiesのいう「3Dフローティングディスプレイ」(デュアルレンズのmicroLEDディスプレイ)は、初代から50%シャープになったとのこと。Meta Ray-Ban Displayよりもシャープで、文字は非常に見やすいです。また、設定からディスプレイ表示の距離(近・中・遠)が選べるのがよし。これができないグラスも使ったことありますが、オプションにあることで、より多くの人の使用感が上がると思います。
ディスプレイの明るさは1,200ニトで、Meta Ray-Ban Displayの最大5,000ニトにはおよばず。
Even G2、Even R1共にバッテリー持ちもそこそこ。公式いわく2日間はいけるとのことですが、使った感じ、2日以上いけそうな気もしました。1日10時間使って帰宅すると、バッテリー残量は80%ありました。バッテリーはアプリで確認可能。
Image: Raymond Wong / Gizmodo US
改善すべき点は多いものの
Image: Raymond Wong / Gizmodo USEnve G2に感じたのは、接続・設定に手間取ったり、さっきまで使えていた機能が止まることがあっても、なぜかイヤにはならなかったという不思議さ。これを魅力というのでしょうか。まだ開発途中にあるという雰囲気は感じるものの、それは他のスマートグラスも同じ。アイデア自体は魅力的なものも多く、そこが憎めないところでしょうか。
いいところ:シャープできれいな単色ディスプレイ、アイデアとしてはよく考えられた機能、別売Even R1がなかなかいい、軽い
残念なところ:Bluetooth接続のバグ多すぎ、機能が不安定、高い、メッセージの返信はできない
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