Без кейворда
Tshozoです。先日発表されたタイトルの件、今まで本ケムステで書かれてきた記事(こちら・こちら・こちら 及びスポットライトリサーチなど)の中身が実を結んだ本分野の大きなマイルストーンとなるであろう成果と感じますため急いで速報を書くこととしました。正確性には十分留意いたしますが、都度々々訂正していく可能性がある点だけご了承ください(4/28 諸々修正・追記しました)。
“Molybdenum-catalysed ammonia production with samarium diiodide and alcohols or water”
Yuya Ashida, Kazuya Arashiba, Kazunari Nakajima & Yoshiaki Nishibayashi, Nature, 568, 536–540 (2019), 論文リンク
(特に断りのない限り、本件に関係する図は本論文より引用)
〇”A fresh approach to synthesizing ammonia from air and water”, News & Views, Prof. Paul Chirik(Princeton University), Nature ,リンク
〇東京大学プレスリリース 全体版(英語):リンク 工学系研究科版(日本語):リンク リンク
〇FAZ.net 同じく本家ドイツの結構な有力紙 Frankfurter Allgemeine紙でも リンク
【今回の論文 要旨】本論文は一言で言うと「窒素と水から常温常圧でアンモニアを合成!」なのですが、その中身は著しい内容を含んでいます。その特長としては主に下記3点。
1.これまで最高の触媒性能を持つ同研究室のこちらの論文の合成メカニズムを維持した有機金属錯体のもとで、TON※で10倍以上(~ 4400)、アンモニア合成速度で約100倍(~120NH3/cat./min)上回った 2.有機金属による窒素固定でプロトン供給源に水及びアルコール類が使えることを世界で初めて実証した 3.副反応の水素発生を非常に低いレベル(