四分割法とは|木造の構造仕様規定を解説【建築基準法告示1352号】
平成12年5月23日 建設省告示第1352号
改正 平成19年9月27日 国土交通省告示第1227号
木造建築物の軸組の設置の基準を定める件
建築基準法施行令(以下「令」という。)第46条第4項に規定する木造建築物においては、次に定める基準に従って軸組を設置しなければならない。ただし、令第82条の6第二号ロに定めるところにより構造計算を行い、各階につき、張り間方向及びけた行方向の偏心率が0.3以下であることを確認した場合においては、この限りでない。
一 各階につき、建築物の張り間方向にあってはけた行方向の、けた行方向にあっては張り間方向の両端からそれぞれ4分の1の部分(以下「側端部分」という。)について、令第46条第4項の表一の数値に側端部分の軸組の長さを乗じた数値の和(以下「存在壁量」という。)及び同項の表二の数値に側端部分の床面積(その階又は上の階の小屋裏、天井裏その他これらに類する部分に物置等を設ける場合においては、平成12年建設省告示第1351号に規定する数値を加えた数値とする。)を乗じた数値(以下「必要壁量」という。)を求めること。この場合において、階数については、建築物全体の階数にかかわらず、側端部分ごとに独立して計算するものとする。
二 各側端部分のそれぞれについて、存在壁量を必要壁量で除した数値(以下「壁量充足率」という。)を求め、建築物の各階における張り間方向及びけた行方向双方ごとに、壁量充足率の小さい方を壁量充足率の大きい方で除した数値(次号において「壁率比」という。)を求めること。
三 前号の壁率比がいずれも0.5以上であることを確かめること。ただし、前号の規定により算出した側端部分の壁量充足率がいずれも1を超える場合においては、この限りでない。
附 則(平成12年5月23日 建設省告示第1352号)
この告示は、平成12年6月1日から施行する。
まとめ
- 四分割法とは、平面を東西・南北方向に4等分し、各側端部分の耐力壁の量とバランスを評価する構造設計手法。
- 四分割法の流れ
- 側端部分の必要壁量を求める
- 側端部分の存在壁量を求める
- 壁量充足率を計算する
- 壁率比を確認
- バランスの判定
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