寒い季節以外にも症状が現れる“寒冷凝集素症(CAD)”とは? 特徴と治療について
寒冷凝集素症(CAD)は、貧血や体のだるさ、指先の痛みなどの症状を伴う、非常に珍しい病気です。寒い季節以外にも症状が現れるため、年間を通じて注意が必要となります。以前は治療法がほとんどなかったものの、現在では新しい治療薬が開発され、病気との付き合い方も変わってきました。今回は、大阪大学大学院医学系研究科 血液・ 腫瘍 ( しゅよう ) 内科学 助教 植田 康敬 ( うえだ やすたか ) 先生に、CADのメカニズムや治療法についてお話を伺いました。
寒冷凝集素症(CAD)は自己抗体が関わる病気
自己抗体が赤血球にくっついて貧血を起こす 患者さんは60歳代以降に多い がんや感染症が原因で引き起こされるCASCADの発症の仕組み――免疫機能の異常によって起こる
自己抗体は低温で赤血球にくっつく自己抗体が赤血球にくっつくと、赤血球の大きな塊が血管の中にできてしまいます。手足の先にある細い血管は、大きな塊ができると血液の流れが悪くなり、指先が紫色になったり、痛みが出たりすることがあります。症状が進むと、指先が 壊死 ( えし ) してしまうこともあります。
補体もCADに関わる――免疫システムの1つ、補体とはCADの主な症状は末梢循環障害と貧血
末梢循環障害――血液の巡りが悪くなる末梢循環障害 ( まっしょうじゅんかんしょうがい ) は、体の中心部よりも、末端の体温が低いことで起こります。CADの患者さんで、冬になると手足の先や鼻、耳などが紫色になったり、痛くなったりするという方がよくいらっしゃるのは、末梢循環障害が原因です。
貧血――強い疲労感を引き起こす 症状の程度や出方は個人差がある症状の程度や出方は、患者さんによって異なります。一般的な貧血よりもだるさや疲れを強く感じやすい傾向はありますが、程度は人によってさまざまです。末梢循環障害、貧血、 倦怠感 ( けんたいかん ) のうち、どの症状が強く出るかも人によって異なります。
血栓塞栓症のリスクについてCADの患者さんは、 血栓塞栓症 ( けっせんそくせんしょう ) のリスクが高まるといわれています。日本においては、血栓塞栓症の中でも深部静脈血栓症や 心筋梗塞 ( しんきんこうそく ) などのリスクが高いというデータも報告されています。
CADの検査と診断の流れ
問診 血液検査 骨髄の検査 CT検査 内視鏡検査 鑑別すべき病気について “CADかもしれない”と思ったら患者さんご自身で症状に気付く場合としては、寒いときに手足の指先が紫色になって痛くなったり、色の濃い尿が出たりした場合でしょう。また、赤血球が肝臓で壊されると 黄疸 ( おうだん ) を起こし、肌が黄色っぽくなることがあります。そのほか、下肢や手に網目状の紫色の模様(網状皮斑)が出ることもあります。このような症状が現れた場合は、血液専門医 * のいる総合病院を受診していただければと思います。
日常生活でできる工夫――CADの症状を悪化させないために
体を冷やさないことが対策の基本CADの近年の治療法
病院で受けられる治療について B細胞を標的とした治療 抗補体薬による治療 治療法と効果 副作用 通院頻度読者へのメッセージ「CADの治療は進歩しているので一度相談を」
CADの治療の展望 患者さんへのメッセージ 医療従事者へのメッセージ 受診について相談する 大阪大学 大学院医学研究科 血液・腫瘍内科学 助教(学部内講師) 受診について相談する- 受診予約の代行は含まれません。
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植田 康敬 先生の所属医療機関
内科 血液内科 リウマチ科 脳神経外科 呼吸器外科 消化器外科 腎臓内科 心臓血管外科 小児科 小児外科 整形外科 形成外科 皮膚科 泌尿器科 産婦人科 眼科 耳鼻咽喉科 リハビリテーション科 歯科 麻酔科 乳腺外科 呼吸器内科 循環器内科 腫瘍内科 消化器内科 糖尿病内科 内分泌内科 代謝内科 脳神経内科 老年内科 漢方内科 内分泌外科 放射線診断科 放射線治療科 頭頸部外科 精神神経科 総合診療科 病理診断科
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医師の方へ
学会との連携ウェビナー参加募集中 下腹部左下に鈍痛があります。 今も耐えられない痛みでは無いんですが、キリキリ痛みが続いてます。 何が原因でしょうか。 直腸のポリープ1~2mm人間ドックの大腸内視鏡検査で直腸に1~2mmのポリープを指摘されました。 1年後の再検査で様子見との説明でした。 母親を大腸がんで亡くしています。 大きさに関わらず切除して欲しいのですが、クリニックによっては切除してもらえるのでしょうか? また食生活や生活習慣で気を付けることはありますか?
定期的に鼻血を出します。主に寝起きです。たまに2日連続したりします。 爪はこまめに切っており、鼻を触る事はありません。良くあることでしょうか? この病気の情報を受け取る この病気の情報を受け取る この病気は登録中です- お客様がご相談される疾患について、クリニック/診療所など他の医療機関をすでに受診されていることを前提とします。
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