. 12選 – ことわざ・慣用句の百科事典
12選 – ことわざ・慣用句の百科事典
12選 – ことわざ・慣用句の百科事典

【小学生用】中学受験に頻出の故事成語12選

【故事】 楚 そ の人が、人を突く 武器 ぶき である 矛 ほこ と身を守るための 盾 たて を売っていた。そして、「この盾は 頑丈 がんじょう で、どんな 武器 ぶき でも突き通すことができない。」と言い、また「この矛は 鋭 するど く、どんなものも突き通すことができる。」と言った。その時、ある人が「それでは、あなたの矛であなたの盾を突いたらいったいどうなるのか」と 尋 たず ねたところ、その人は何も応えることができなかった。

蛇足(だそく)

よけいなつけ足しのこと。また、なくてもよい 無駄 むだ なもののこと。しなくてもいいこと。

【故事】 「 戦国策 せんごくさく ・ 斉 せい 」より出典。中国の 楚 そ の国で、 祠 ほこら の 司祭者 しさいしゃ が召使に大杯に盛った酒を振る舞った。しかし、召使たちはみんなで飲むには酒が足りないので、地面に蛇の絵を描き、早く描き上げた者が酒を飲もうと提案し、さっそく蛇の絵を描き始めた。最初に蛇を描き終えた者が、酒を引き寄せながら、自分の早さを 自慢 じまん するために、ついでに足まで描けるぞと描いているうちに、もう一人の者が蛇を描き終えて杯を 奪 うば い取った。「蛇に足はない。だから、酒を飲む権利は私にある。」そう言って、その酒を飲んでしまった。

漁夫の利(ぎょふのり)

【故事】 『戦国策』から。シギとハマグリが争っているところに、通りかかった猟師が、簡単に両方ともとらえたという中国の故事から。

呉越同舟(ごえつどうしゅう)

【故事】 春秋時代 しゅんじゅうじだい 、敵同士の 呉 ご と 越 えつ の人でも、乗り合わせた舟が嵐で 転覆 てんぷく しそうになれば互いに協力し合うだろうという孫子の言葉からきている。

五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)

【故事】 中国の戦国時代に、 梁 りょう の 恵王 けいおう が「自分は、凶作の地にいる民を豊作の地に移住させるなど、常に人民に気を配っているのに、なぜ各地から人民が集まらないのだろうかと 孟子 もうし に尋ねたところ、孟子は「戦場で五十歩逃げた者が、百歩逃げた者を 臆病者 おくびょうもの だと 嘲笑 ちょうしょう したら、どう思うかというたとえ話をした。「逃げ出したことには変わりないのだから同じだ」と答えた 恵王 けいおう に、孟子は「その道理がわかっておられるなら、人民の数が他国より多くなることなど望まないことだ(人民が苦しむのを凶作のせいにしていては、他国の政治と大差はない)」と言ったという故事に基づく。同様の立場にありながら、相手を嘲笑する愚かさをいう。

小学校5年生で絶対に覚えておきたい故事成語5選

杞憂(きゆう)

【故事】 昔、中国の 杞 き の国の人が天地が崩れ落ちてきたらどうしようと心配して、夜も寝られず、食事もしなかったという故事による。「 列子 れっし 」より。

背水の陣(はいすいのじん)

【故事】 「 史記 しき 」より。中国、漢の 韓信 かんしん が 趙 ちょう の軍と戦った際に、川を背にして陣取って大勝したという故事から。

四面楚歌(しめんそか)

【故事】 「史記」項羽本紀より。「 項王 こうおう の軍、 垓下 がいか に壁す、兵少く食尽きぬ、漢の軍および諸侯の兵、之を囲むこと数重、夜、漢の軍四面皆楚歌するを聞きて、項王乃ち大いに驚いて曰く、漢皆己に楚を得たるか、是何ぞ楚人の多きやと。」 楚 そ の 項羽 こうう が 垓下 がいか に囲まれた時、夜更けて東西南北四面の漢軍の中から 楚国 そこく の歌が聞こえ、楚の民が全て漢に 降伏 こうふく したのかと驚いたという故事から。

推敲(すいこう)

詩や文章などの語句を何度も 練 ね り 直 なお しよりよいものにすること。

【故事】 唐 とう の国の詩人 賈島 かとう は、自分の作品中の語句の「僧は 推 お す月下の門」の一句を「僧は 敲 たた く月下の門」にするべきか迷っていた。ロバに乗って考えにふけっていた 賈島 かとう は、有名な詩人の 韓愈 かんゆ の行列につっこんでしまった。 韓愈 かんゆ は、その 非礼 ひれい を怒るどころか、「 敲 たた く」の方がよいと教えてくれたことから。

蛍雪の功(けいせつのこう)

蛍 ほたる の光や雪明かりによって勉強することで、苦労して学問に励むという意味。

【故事】 「 晋書 しんじょ 」より。貧しくて灯火用の油が買えないため、 車胤 しゃいん は蛍を集めた光で、 孫康 そんこう は 窓辺 まどべ の雪明かりで読書したという中国の故事から。

小学校6年生で絶対に覚えておきたい故事成語2選

画竜点睛(がりょうてんせい)

【故事】 梁 りょう の画家である 張僧繇 ちょうそうよう が、 金陵 きんりょう の安楽寺の壁に四頭の竜の絵を描いたが、「ひとみを描けば竜が飛び去ってしまう」と言い、ひとみは描きこまなかった。人々は、でたらめだといい、無理やりにひとみを描かせた。すると、たちまちいなずまが壁を突き破り、ひとみを描いた二頭の竜は天に昇っていってしまった。ひとみを描きこまなかった二頭は、そのまま残っていたという話から。

竹馬の友(ちくばのとも)

【故事】 「晋書・殷浩伝」から。桓温が不仲の殷浩と並び称されることを不満に思い、幼時には殷浩は自分の捨てた竹馬で遊んでいたと、自分の優位を吹聴した故事から。

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