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とにかく昔は沢山のラン科の植物を描いた。 これはパフィオぺディラム・プリムリナ(黄)とピノッキオ(桃)である。ピノッキオはグラコフィラムとプリムリナムの交配種なのである意味、親子の共演と言ったところでしょうか. どちらもパフィオにしては小ぶりで可愛らしい花を咲かせます。 花の株に蕾が描かれていますが、両品種ともに花がいったん咲き終わると、下からまた花が出てきます。特にピノッキオは優秀で」3~4輪は普通に咲いていました。
近年、蘭展には足を運ばなくなってしまいました。 ある時から心を動かすような花に出会えなくなってしまったからです。 蘭工場で作られたような美しい蘭には興味を持つことが出来ないからかもしれません。でも「なんかまた蘭を描きたいなあ. 」と思う今日この頃です。
画:パフィオペディルム プリムリナ&ピノッキオ 文:吉田 桂子
このランはEpi.parkinsonianum var.falcatumという長い学名がついています。私が描いた個体は株分けしたものなのか. 若い株なのか. 少し小さく花も一輪しか咲いていません。この十数年後、生徒さんが大株で、たわわに花を咲かせている個体を描いていました。花の一つ一つは少し小ぶりではありますが、沢山の花を咲かせている株はそれはそれは豪華絢爛でした。しかしながら、カトレアやファレノプシスなどとは違った豪華さに感じるのは、学名からもわかるように、このランが原種系であるからかもしれません。余談にはなりますが、学名を読むとき、例えばこのランの場合、Epi.はエピデンドラム属の略号で、parkinsoniarumは種小名となります。この表記の頭文字が小文字の場合は原種であるという意味です。そしてvar.はバリアンテの略で変種の意味でfalcatumが変種名となります。学名は私のような画家にはあまり関係ありませんが、正しく観察をする助けとなる事があるのでしっかりと知っていると役に立つことがあるかと思います。
絵:ラン Epi.parkinsonianum var.falcatum 文:吉田 桂子
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