ATC(オート・ツール・チェンジャー)の使い方
プログラムで T1 を指令すると、マガジンの T1 にある工具が呼び出されます。ただし、T1 を指令しただけでは、工具交換可能な状態になっているだけで、実際に工具交換は行われません。工具交換を行うには、工具交換を指令する「M06」を指令します。M06 を指令すると、呼び出されている工具番号の工具(交換可能な状態になっている工具)を、主軸についている工具と交換します。T3 の工具と交換したい場合は「T3; M06;」と入力します。
上の説明からも分かる通り、順番としてはTコードでその工具を呼び出してから M06 で工具交換を行います。Tコードで工具を呼び出す前に工具交換をすれば、使いたい工具以外の工具と交換することになる可能性があります。また、予期せぬ動作を避けるため、Tコードと M06 は別ブロックで指令します。そして、これは設備にもよりますが、工具交換を行う前にZ軸の原点復帰をしておくのが無難です。
M33|工具収納
主軸についている工具とATCマガジンにある工具を交換するのではなく、主軸についている工具を単にATCマガジンに収納するだけを行いたい場合は、M33 を使用します。M33 を指令すると、主軸についている工具をマガジンに戻します。これは「T0; M06;」を実行したときと同じ状態になります。
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