2024-04 欧州① ANA「THE Room」 ビジネスクラス搭乗記(NH211)
従来のANA国際線ビジネスクラス(B77W/B789/B788)のスタッガード配列と異なり、「THE Room」は完全な1-2-1配列となっていますが注目すべきは座席の向き、写真の通り奇数シートは進行方向と逆向き、偶数シートは進行方向の互い違いに配置されています(写真のモニターに着目!)。従来のスタッガード配列では座席横のサイドテーブルに後方座席の足を入れ込む形でフルフラットを実現していましたが、こちらは向き合った前方のサイドテーブルにお互いに足を入れ込む形でフルフラットを実現しています。
前後で向きが互い違いとなる完全な1-2-1配列 24型のモニターは迫力あり 機体の半分以上を占めるビジネスクラスエリアちなみに、「THE Room」機体のクラス別座席占有率とエコノミーを基準とした座席あたりの広さをシートマップをもとに試算してみました。座席数では3割強しかないファーストクラスとビジネスクラスで座席エリアの6割以上を占めるといる結果に(ギャレーやトイレなど入れれば約7割)。実際に主翼後方までビジネスクラスのエリアとなっています。1席当たりの広さはビジネスクラスで3.43倍、ファーストクラスで5.17倍(いずれもエコノミー比)と感覚値と違和感はありません(ビジネスクラスは入れ子構造の足を入れる部分が含まれていないので実際には4倍弱になるのではと思われます)。
往路は北回り航路、残念ながら条件的にオーロラとは無縁今回、羽田からロンドンへ向かう航路は北極回りでした。通常、日本から欧州へ向かう際の航路はロシア上空を飛ぶ航路を用いていましたが、2022年2月以降はロシア上空を迂回する為、欧州へは全てのエアラインでこの北回りルートを採用しており2時間程度飛行時間が伸びています。
ANA国際線ビジネスクラスの機内食は今後の品質改善に期待 シートは重要、機内食は同等以上に重要コスト管理の観点もあるのでしょうがサービスを売りにするにしては残念なところです。特に、ワインは明らかに品質というか単価が落ちています(以前は平均4,000円程度の市価のものが提供されていたはずですが、現在は平均2,000円~3,000円程度の市価のものが提供されているようです)。このあたり、他国のフラッグシップキャリアは力を入れていますので、長年のANAファンとしては期待も込めて日本のフラッグシップキャリアの一角としての矜持は保っていただきたいと感じています。
ちなみに、個人的にビジネスクラス以上で機内食が素晴らしいと思うエアラインは、多彩な選択肢からメニューを選べるブック・ザ・クックで有名なシンガポール航空、ケータリング会社にDo & Co社を起用しているトルコ航空とオーストリア航空です。後者は前菜やスープをワゴンサービスする徹底ぶりであり、別の記事で紹介させていただきます。
NH211機内食 アミューズ&前菜 参考:コロナ期直前のANA国際線ビジネスクラスの機内食(アミューズ) 参考:コロナ期直前のANA国際線ビジネスクラスの機内食(前菜) 参考:コロナ期直前のANA国際線ビジネスクラスの機内食(洋食肉料理) 羽田空港第2ターミナル国際線エリアは真新しく新鮮!今回登場したNH211は羽田空港第2ターミナルからの出発でした。第2ターミナル国際線エリアはコロナ期直前にオープンし、コロナ期に突入後長らく閉鎖されていましたが2023年より運用を再開しています。まだ真新しいターミナルはコンパクトにまとまっており新鮮でした(ANAとスターアライアンス便の一部の発着)。