60代薄毛の男性に似合う髪型20選 おしゃれで目立たないヘアスタイル集
もし分け目を作るのであれば、センターパートではなく、「七三分け」や「サイドパート」を選びましょう。その際も、コームで引いたような直線的な分け目にするのではなく、指でざっくりと分けるなどして、分け目をジグザグにぼかすのがポイントです。分け目を曖昧にすることで、視線が分散され、地肌が目立ちにくくなります。髪の量が多い方から少ない方へ、ふんわりと髪を流すようにスタイリングすれば、自然なボリューム感を演出することも可能です。
なぜ?60代男性の薄毛の主な原因
AGA(男性型脱毛症)60代男性の薄毛の最も一般的で主要な原因は、AGA(Androgenetic Alopecia)、すなわち男性型脱毛症です。これは、思春期以降に始まり、徐々に進行する脱毛症で、遺伝や男性ホルモンの影響が深く関わっています。
- 男性ホルモンの一種である「テストステロン」が、体内の「5αリダクターゼ」という酵素と結びつきます。
- すると、「DHT(ジヒドロテストステロン)」という、より強力な男性ホルモンに変換されます。
- このDHTが、髪の毛の根元にある毛乳頭細胞の受容体と結合します。
- 結合すると、髪の成長を阻害する信号が出され、髪の毛の成長期(通常2〜6年)が、数ヶ月から1年程度に短縮されてしまいます。
- その結果、髪の毛が太く長く成長する前に抜け落ちてしまい、細く短い「うぶ毛」のような髪ばかりが増えていきます。これが、地肌が透けて見える薄毛の状態です。
- 食生活の乱れ: 髪の主成分は「ケラチン」というタンパク質です。肉、魚、大豆製品などのタンパク質が不足すると、髪の材料が足りなくなります。また、髪の成長をサポートするビタミンやミネラル(特に亜鉛)が不足することも、薄毛の原因となります。脂っこい食事やインスタント食品に偏った食生活は、頭皮の皮脂を過剰に分泌させ、毛穴を詰まらせるなど頭皮環境の悪化にも繋がります。
- 睡眠不足: 髪の成長を促す「成長ホルモン」は、主に睡眠中に分泌されます。特に、眠り始めの深いノンレム睡眠時に最も多く分泌されると言われています。睡眠時間が不足したり、眠りが浅かったりすると、成長ホルモンの分泌が減少し、髪の成長サイクルが乱れてしまいます。
- 運動不足: 髪の毛は、毛根にある毛母細胞が、毛細血管から栄養を受け取って成長します。運動不足は全身の血行不良を招き、頭皮への血流も滞らせてしまいます。栄養が十分に届かなくなった毛母細胞は、活発に細胞分裂を行うことができず、健康な髪を作れなくなってしまいます。
- 洗浄力の強すぎるシャンプーの使用: 市販の安価なシャンプーに多く含まれる「高級アルコール系」の洗浄成分は、洗浄力が非常に強い反面、頭皮に必要な皮脂まで奪い去ってしまいます。皮脂が不足すると、頭皮は乾燥し、フケやかゆみの原因になります。また、失われた皮脂を補おうと、かえって皮脂が過剰に分泌され、毛穴を詰まらせることもあります。
- 間違った洗い方: 汚れを落とそうと、爪を立ててゴシゴシと頭皮を洗うのは厳禁です。頭皮に無数の細かい傷がつき、そこから雑菌が侵入して炎症を起こす原因となります。
- すすぎ残し: シャンプーやコンディショナーの成分が頭皮に残っていると、毛穴を塞ぎ、炎症やかゆみを引き起こします。
- 自然乾燥: シャンプー後に髪を濡れたまま放置すると、頭皮で雑菌が繁殖しやすくなります。雑菌の繁殖は、臭いや炎症の原因となり、頭皮環境を悪化させます。
60代からでも始められる薄毛対策
生活習慣を見直す バランスの取れた食事- タンパク質: 髪の主成分であるケラチンの元になります。肉、魚、卵、大豆製品などを積極的に摂りましょう。
- 亜鉛: タンパク質を髪の毛に合成する際に不可欠なミネラルです。牡蠣、レバー、牛肉、ナッツ類に多く含まれます。
- ビタミン類:
- ビタミンB群: 頭皮の新陳代謝を促し、皮脂の分泌をコントロールします。豚肉、レバー、マグロ、カツオなどに豊富です。
- ビタミンC: コラーゲンの生成を助け、頭皮の健康を保ちます。また、鉄分の吸収を助ける働きもあります。ピーマン、ブロッコリー、柑橘類など。
- ビタミンE: 血行を促進し、頭皮に栄養を届けやすくします。ナッツ類、アボカド、うなぎなどに含まれます。
質の良い睡眠をとるためには、就寝前のスマートフォンやパソコンの使用を控える、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かってリラックスする、自分に合った寝具を選ぶなどの工夫が効果的です。毎日決まった時間に就寝・起床する習慣をつけ、体内リズムを整えることも大切です。
適度な運動運動は、頭皮の血行を促進するための最も手軽で効果的な方法です。激しい運動である必要はありません。ウォーキングや軽いジョギング、ストレッチなど、毎日続けられる有酸素運動を習慣にしましょう。
正しいヘアケアを実践する 頭皮に優しいシャンプーを選ぶ現在使っているシャンプーの成分表示を確認してみましょう。「ラウレス硫酸Na」や「ラウリル硫酸Na」といった成分は洗浄力が強い「高級アルコール系」です。頭皮の乾燥や刺激が気になる方は、「ココイルグルタミン酸」や「ラウロイルメチルアラニンNa」といった、アミノ酸系のマイルドな洗浄成分を配合したシャンプーへの切り替えをおすすめします。
正しい洗い方と乾かし方- 予洗い: シャンプーをつける前に、ぬるま湯で1〜2分かけて髪と頭皮をしっかりと洗い流します。これだけで、汚れの7〜8割は落ちると言われています。
- 泡立て: シャンプーを直接頭皮につけるのではなく、手のひらでよく泡立ててから髪に乗せます。
- 洗う:指の腹を使って、頭皮をマッサージするように優しく洗います。爪を立ててゴシゴシ洗うのは絶対にやめましょう。
- すすぎ: 洗う時間の2倍以上の時間をかけるつもりで、シャンプー剤が残らないように念入りにすすぎます。特に、生え際や襟足はすすぎ残しが多いので注意が必要です。
- 乾かす: タオルで髪を挟み込むようにして、優しく水分を拭き取ります(タオルドライ)。その後、ドライヤーを使って、まずは頭皮(根元)から乾かしていきます。頭皮から20cmほど離し、同じ場所に熱が集中しないようにドライヤーを動かしながら乾かすのがポイントです。髪が8割程度乾いたら、冷風に切り替えて仕上げると、キューティクルが引き締まり、髪に艶が出ます。
- 育毛剤(医薬部外品): 主な目的は、今ある髪を健康に育て、抜け毛を予防することです。頭皮の血行を促進したり、頭皮環境を整えたりする有効成分が含まれています。ドラッグストアなどで手軽に購入できます。
- 発毛剤(第1類医薬品): 主な目的は、新しい髪を生やし、髪を成長させることです。日本で唯一、発毛効果が認められている成分「ミノキシジル」が配合されています。薬剤師のいる薬局やドラッグストアで購入可能です。
セルフケアや市販の育毛剤・発毛剤を試しても改善が見られない場合や、薄毛の原因を正確に知りたい場合は、AGA治療を専門とするクリニックで専門医に相談することを強くおすすめします。
まとめ
60代の薄毛は、決して悲観すべきことではありません。むしろ、年齢を重ねたからこそ出せる渋みや品格を、髪型という最も分かりやすい形で表現できる絶好の機会です。
大切なのは、薄毛を「隠す」というネガティブな発想から、「活かす」「デザインする」というポジティブな発想へ転換することです。そのための黄金律は、以下の3つでした。