. 50年経つフィルムカメラ、Nikomat ELは今でも使って楽しいカメラか? |
50年経つフィルムカメラ、Nikomat ELは今でも使って楽しいカメラか? |
50年経つフィルムカメラ、Nikomat ELは今でも使って楽しいカメラか? |

発売から50年経つフィルムカメラ、Nikomat ELは今でも使って楽しいカメラか?

カメラを手に持った状態で上から覗くと露出の3要素(シャッタースピード・絞り・フィルム感度)が確認できるようになっている。シャッタースピードダイヤルの「A」はAutoのことで、Aにすると絞り優先モードになる。私もスナップ撮影時は絞り優先モードで使っている。めちゃくちゃ便利だ。測光は中央重点測光のみなので、被写体を画面端に持ってきたいときはマニュアル露出にしたほうが安全。フィルム感度は装填したフィルムに合わせて自分でダイヤルを合わせておく。ここを間違うと露出計の結果も狂うから危険だ。今で言うISO感度が昔はASAだったあたりも面白い。

ニコマートELはFマウント時代の非Aiレンズが使われていた時期のカメラだ。なのでレンズにオートフォーカス機能はなくマニュアルフォーカスでピントを合わせることになる。レンズ装着時には絞りをF5.6にしておくことと、レンズのカニの爪をカメラの絞り連動レバーにひっ掛けてガチャガチャと装着しなければならない。初めてお使いの方は「ニコン ガチャガチャ」でググって確かめられたし。

続いて背面。バリアングル液晶ではない。そもそも撮った後に写真を確認できない。分かってはいるがスナップ中にソワソワが止まらない。背面左上にある白いボタンを押すと隣のオレンジのランプが点灯する。ここで電池の残量確認ができる。電池がなくなると機械式シャッターで1/90秒固定になるらしい。ファインダー内の露出計も使えなくなるから完全にマニュアルカメラになる。電池は(切れた経験はないが)どれくらい持つのだろう?…というか、電池が切れても文鎮化しないカメラということが素晴らしい。ちなみに、古くなっていたファインダーのアイピースだけ現行品に換装している。Nikon純正のFAアイピースが一致するという情報を元に購入したのだが、確かにピッタリ装着できた。接眼部もゴムなのでメガネに優しい。

前面にも必要最小限の機構が備わっている。タイマー機能も使えるのだが、流石に中のバネがヘタッているらしく、ジジジジジジ(え?)…ッジ(え?)…ガシャーン(今かーい!)、とレリーズが唐突なパルプンテ仕様でタイミングは極めて計りにくい。また、このカメラには絞り込みレバーがある。「古いカメラなのにファインダーが見やすいなぁ!」と感心していたのだが(よくよく考えると開放測光なので)ファインダー越しに見る状態では常時絞り開放でピントの山は見やすいカメラだった。被写界深度を確認したい時に絞り込みレバーを押すと実絞りになってくれる。

ミラーボックス内に電池!?

3.いざ実戦投入。

この記事を書こうと思ったのも(デジカメの機材入替中で手元に今カメラがない状態で)久々にニコマートELに現役復帰してもらったことがきっかけだった。早速スナップ撮影に持ち出しているのだがこれが楽しくて楽しくて。まず (1)OVFの楽しさ。 ここに理屈などない。 (2)ノーファインダー。 場合によってはウエストレベルでパチっとシャッターを切るだけの時もある。画像の確認なんてできないので数秒後には立ち去っている。まさにスナップシュート。 (3)甲高いシャッター音。 カッキーーンッ…と鳴る。シャッターっぽくないところがまたイイ。 (4)フルメタルボディ。 重さは量っていないが正直ちょっと重いと感じる。でも重厚感と所有欲は現代のデジカメに真似できない魅力だと思う。デメリットがあるとすれば (1)ローアングルの時はさながら不審者。 地面に寝転んでOVFを覗き込んでいる時に通報されないか心配。 (2)身につくようで身に付かない露出感。 Exifデータは無い。現像後の写真を見ても撮影時の露出設定などまるで覚えていないから。 (3)自力で水平出し。 電子水準器に慣れたツケがここで露呈である。総じて、いきなり下手くそになった気分。

フィルムを現像に出した後、仕上がる写真は(プリントせずに)デジタル化してiPadに取り込むことが多い。今までは現像時に写真データをCDに焼いてもらうオプションを使ってきたが…うーん、せっかくデジカメ持ってるんだし自分でフィルムのデジタイズもやっちゃう…?と言う話はまた次回。

urouro.blog もうすぐ50歳のMicro-NIKKOR-P.C Auto 55mm F3.5は近接なら現役。外観と作例22枚。 🕒️2020年12月19日

1973年発売のNikonのマイクロレンズについて。下の写真↓左側がそのレンズだ。その名はMicro-NIKKOR-P.C Auto 55mm F3.5である。最新Zマウントの50mmと並べてみた。こちらは2018年発売なのでまだ2歳と言った所か。そう考えると感慨深いものがある。別にアナクロニズムを推奨したいわけではない。時の試練を経てもなおNiko.

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