【乗車記】西鉄高速バス「桜島号」4列シート車に乗ってみました
現在は、西鉄高速バスが担当する9.5往復のうち6往復と、南国交通が担当する便のうち1往復(土休日のみ運行)に4列シート車が投入されています。 「桜島号」の4列シート車投入については、並行する九州新幹線がインターネット事前購入割引なので運賃・料金面で対抗していることもあってか、「明らかなサービスダウン」「混雑時は窮屈なのでは」「4列シートになるのであれば時間が確実な九州新幹線を選ぶかも」といった否定的な意見が多い印象を受けます。 私も、2017年から始まった4列シート車の投入については、事業者側の理由があるにせよ、どちらかというと否定的な意見の立場なのですが、とはいえ、まずは乗ってみないことには・・・ということで、過日九州を訪問した際に乗車する機会を得て乗車して来ました。 今回はその時の模様を簡単ではありますがご紹介します。
- 足元が広くなったのは評価出来ますが・・・
- 2+1配列の3列スーパーシートに慣れてしまうと・・・
- 4列シート車導入による九州新幹線への乗客の流出が心配
足元が広くなったのは評価出来ますが・・・
西鉄高速バス福岡支社所属3145号車(三菱エアロエース QTG-MS96VP)です。 同タイプの車両は、「ひのくに号」や「とよのくに号」で良く見かけますが、側窓が固定窓になったことで、また一際違った印象を受けます。
前席のシート背面にはテーブルが設置されています。 先代の西工C-Ⅰ(日産PKG-RA274RBN)ではテーブルが廃止されていたため、型式が違うとはいえ、約10年ぶりの設備復活となりました。 その代わり、このタイプの車両ではドリンクホルダーが廃止されています。
前席下の足元部分です。 フットレストが廃止されましたが、床が完全にフラットなため、シート下へ足を伸ばすことが出来ます。 先述の通り、シートピッチも広くとられています。
博多バスターミナルを発車した「桜島号」は、西鉄天神高速バスターミナルで乗車扱いを行った後、天神北ランプから福岡都市高速道路へ。 10分程走行し、太宰府インターから九州自動車道へと入ります。 高速基山にて最後の乗車扱いを行い、あとは鹿児島へ向けてひた走ります。
えびのパーキングエリアを発車したバスは、鹿児島へ向けてラストスパート。 鹿児島空港南で数名が下車し、その約35分後の鹿児島中央駅前では殆どの乗客が下車していきました。 結局、終点の鹿児島本港高速船ターミナルで下車したのは私一人。
2+1配列の3列スーパーシートに慣れてしまうと・・・
この日から4日間、私は「SUNQパス」(4日間用)を使って九州島内を高速バスで回っておりました。 先程ご紹介した「桜島号」4列シート車に乗車した2日後、今度は高速基山から「桜島号」3列スーパーシート車に乗車。 こちらの車両↓が充てられていました。
西鉄高速バス福岡支社所属6020号車(日産PKG-RA274RBN 西工02MC C-Ⅰ)です。 「桜島号」の主力であったこのタイプの車両も、現在は平日1往復(土休日2往復)のみの運行となってしまいました。 ですが、JR在来線グリーン車に匹敵する幅広シートは未だに健在。 いうまでもありませんが、福岡~鹿児島間クラスの距離にもなると、やはり3列シートの方が快適に感じます。
4列シート車導入による九州新幹線への乗客の流出が心配
「普通の高速バスになってしまった。」
「桜島号」のライバルは、いうまでもなく九州新幹線ですが、ここ数年来はインターネット予約限定の事前購入割引の投入などで、巻き返しを図っているともいわれています。 「桜島号」も、曜日別運賃の投入などで対抗していますが、九州新幹線の巻き返しや昨今の乗務員不足などの影響で、かつての盛況とは違って厳しい状況に置かれていることは確かだと思います。 その最中、今回の「桜島号」4列シート車の投入は、この厳しい状況に追い打ちをかけるのでは・・・と個人的に心配しています。 せめて、福岡~宮崎線「フェニックス号」の様に、3列シートと4列シート混合の「セレクトシート」仕様にして、シートによって運賃に差をつけるなどの施策が出来なかったのか・・・悔やまれるところです。
【乗車データ】
- 乗車日:2018/04/27
- 乗車区間: 博多バスターミナル→鹿児島本港高速船ターミナル
- 運行会社:西鉄高速バス
- 車両:三菱/エアロエース(QTG-MS96VP)
- 年式:2017年式
- 所属:福岡支社
- 社番:3145
【乗車データ】
- 乗車日:2018/04/29
- 乗車区間: 高速基山→鹿児島本港高速船ターミナル
- 運行会社:西鉄高速バス
- 車両:日産/PKG-RA274RBN(西工02MC C-Ⅰ)
- 年式:2009年式
- 所属:福岡支社
- 社番:6020