. 26ゾディアス NEW ZODIAS - 黒田健史の「いろはにほへと」
26ゾディアス NEW ZODIAS - 黒田健史の「いろはにほへと」
26ゾディアス NEW ZODIAS - 黒田健史の「いろはにほへと」

kenshikuroda.com

製品情報の前にちょっとだけ前置きです。 皆さんご存知の通り、シマノ新製品といえば毎年その年の1月上旬が情報公開日でした。 そのタイミングでシマノの公式HPや、私のこのブログ、YouTubeチャンネルと楽しみにしていてくれた方もいらっしゃるかもしれません。 明確にルール決めがされたのは大体2020年頃からで、それ以前は私が深夜0時に公開していたりした頃もありました(笑)その頃は○月○日とだけしか決めらてなかったので(笑) 今ではシマノの他の契約プロも同様の動画を出したり、何よりもシマノ公式HPやYouTubeが詳細な内容を伝えるようになったので『私のこの役目もそろそろお役御免かな』と思っていたのがここ数年でした。 誰でも出来るならやっても面白くないですからね。 そんな中で、単純な再生回数やブログPV数だけでなく、そこからの購買率なんかも鑑みて頂き、今回自分自身が開発に深く携わっているゾディアスのフルモデルチェンジにおいて、先行して情報を公開させて頂きます。 またゾディアスは日本だけでなく、北米、南米、アジア圏、ヨーロッパ圏と世界的に各専用ラインナップが展開されている全世界共通製品ですが、この記事で全世界初公開となります。

ロッドのモデルチェンジとなると『いつから開発していたんですか?』と聞かれることが少なくないのですが、今回のNEWゾディアスに限らず機種によってバラバラです。 というか、私がメインに開発しているエクスプライド&ゾディアスに関しては、常に何らかのテストモデルやプロトモデルが同時にいくつも走っています。 『○○年にモデルチェンジだから』とか『いつまでにコレ用が欲しいから』みたいにゴールが決まっていることは少なくて、都度必要を感じた番手や機種、既存機種でも明らかにグレードアップ出来そうなアイディアが浮かび次第、企画書を上げて作って貰います。 なので、当初はゾディアスで考えて作っていたけど最終的にエクスプライドとして発売されたり、場合によってはその逆もあったりもします。 もちろん完成度高いところまで作り込んだけど未だに未発売なんて番手もあります。 事実、2017年に作ってメチャクチャ気に入ってるけど8年経ってまだ発売すらされていない私が多用する7.0ftのMHなんかも存在します。

さて、ここからは具体的なNEWゾディアスのお話なんですが、既存のゾディアスをご存じの方なら冒頭1枚目の画像をご覧頂いてビックリしたかもしれません。 今までのゾディアスといえば黒に赤のポイントが特徴的なシリーズでした。 ゾディアスのロゴや、目立つグリップ周りには赤が多く使われていて、一目でゾディアスと分かるルックスだったのですが、今回は黒一色です。差し色に一切赤は使われていません。

もちろんこういった『見た目』は個人の趣向が大きいので、単純にどちらが良い悪いとかはないです。好みの話。 ただ個人的には26ゾディアスのデザインは非常に好みで、パッと見ただけでは価格帯が分からないような仕様です。高価格帯のデザインだったとしても違和感ないかなと思います。 色とかデザインって性能以上に製品の顔だと思っているので、ここらへんの仕様変更は本当に英断だなと思います。

スピニングモデルは今回リールシート周りが一新されています。 というのも、エクスプライドが現行の第3世代(2022年〜)になった際にスピニングリールのリールシートを『アップロック式(下からネジを絞めるタイプ)』に変更して貰いました。 フォアグリップを自由に使いたい私はこちらの方が好み。 ただ同時に私のもう一つのメインシリーズであるゾディアスは当然変わらず『ダウンロック式(上からネジを絞めるタイプ)』のままでした。 『たかがグリップ』『ロッドの本質はブランクス』という意見もありますが(もちろんそれも重々承知しています)、個人的には『グリップ周りの仕様はブランクスと同じかそれ以上に重要』だと常に思っています。 私の場合は年間200日前後の釣行日数を20年くらい続けてきた中で、現場で握るロッドやタックルを選択する際に、最も違和感を感じるのが『グリップやリールシートの違い』です。 『グリップが違うから握り変えてすぐはミスキャストした』みたいなシーンは過去に何度もあります。

リールシートがアップロックとなった22エクスプライド発売後、特にスピニングロッドはダウンロックだったゾディアスに極端に手が伸びなくなりました。やっぱり持ち替え時の違和感が半端ない。 これは同じくエクスプライド&ゾディアスをメインにしている佐々プロも同様で、初代からゾディアスの中にはいくつか彼の『マネーロッド』的番手が存在しましたが、ここ数年は同トーナメントを戦う私ですら彼がそれを握っているのはほとんど見ません。 リールシートやグリップ周りの仕様は非常に重要な中で、今回の変更はとても大きい仕様変更だと思っています。

ここらへんサラッと流してしまいそうですが、ゾディアスのような一万円台の中価格帯ロッドにオリジナルのフードナットやワインディングチェック(リング)を毎回拵えるのは普通では無理だと思います。 市販品を使ったり他機種から流用するのが普通です。 これは毎回シマノが如何にゾディアスに注力しているかが分かると同時に、世界的に販売本数の多いゾディアスだからこそ成せる技でもあります。 『日本でよく売れている』くらいでは普通は無理。

ここまで変更点ばかり書いてきましたが、ガイドやグリップエンドのような『変える必要がない箇所』は一切手を加えていません。 ただ唯一、スピニングモデルのバットガイドのみ前作から多くの機種で1サイズ小さくしています。具体的にはKLH25番からKLH20番に変更です。(初代はYSG25番) これはいくつか理由があるのですが、1番の理由はPEラインの普及です。 ご存知の方も多いかもしれませんがPEラインを使用した際にはバットガイドはある程度小さい方がトラブル減と飛距離UPに繋がります。(もちろん機種やテーパーによります。各機種テスト済) なので、今回スピニングモデルに関しては前作と同番手であってもバットガイドサイズだけでなくガイド位置やガイド数まで各機種ごと見直されています。 価格帯的に使用できるガイドやフレーム素材が限られている中で、バットガイド小口径化による軽量化と使用感の向上を目指しています。

そして今回はベイト、スピニング共にオリジナルフックハンガーが搭載されます。 正直、私はこの手のフックハンガーが大嫌いです。過去に搭載されている機種を使用していた際には全て切り落として使っていました。キャスト時や強風時にラインが絡むことがあるのがストレスだったからです。 ただ今回のフックハンガーはメチャクチャ考えられていて、突起が無いためまずラインが引っ掛かることがありません。 フックハンガーが搭載された最終プロトをかれこれ半年ほど使用していて1回も引っかからないのはビックリでした。 と、同時にこのフックハンガーは今まであったような『フックを引っ掛ける』だけでなく、真ん中にスリットが入っていて挟み込むような形状な為、ダウンショットシンカーやテキサスシンカーなんかの『シンカーをスリットに挟み込んで固定』が可能です。 もちろんジグヘッドやラバージグなんかではフックを掛けることも、ヘッドを挟むことも可能です。

今回、ファーストラインナップは1ピース16機種、2ピース17機種の計33機種です。 もちろん1610M(6.10ft Mアクションベイト)みたいなベーシックなラインナップは外していませんが、今回ゾディアスも3世代目ということで『だからこそできる尖った機種』がファーストラインナップから盛りだくさんとなっています。

5〜7gの小型クランクや、シャッドプラグを投げる為に作っていた166L-Gはゾディアスシリーズとして初のLアクショングラスコンポジットです。 グラスコンポジットを他社よりも数多くラインナップしてきたシマノですが、Lアクションというのは過去にもほとんどラインナップに無く、且つLアクショングラスコンポジットとしては過去最もグラスリッチ(グラス量の多い)な機種だと思います。 良く曲がり、5gの固定重心クランクでもしっかりテイクバックで曲げ込めます。

このモデルは元々、エクスプライドとして結構長いこと開発&テストしていたモデルです。 元々、エクスプライドには263L-Sという『6.3ftのLソリッドティップモデル』が初代からラインナップにありました。 リグを問わず、ハイレベルに何でもこなせる機種で、私自身おそらくTOP50の全フィールドで必ずボートデッキに並ぶ機種です。 同じシマノチームの佐々プロも同様で、ロッドサポート関係にないトッププロでも愛用者がいる様な機種です。

それの硬いバージョンがずっと欲しくて作っていたのですが、具体的には1.8gシンカーや4インチクラスまでのソフトベイトには263L-S。 2.7gシンカー以上、5インチクラス以上であれば262ML-S。 と使い分けられるように仕上げました。 レングスを6.3ft→6.2ftに短くしたのは、どうしても硬くする以上、ブランクスが多少なりともゴツくなるので『263L-Sと一才の遜色なく取り回しできるように』を考慮してのものです。 エクスプライドの初代からラインナップされている263L-Sを好きな方であれば、触った瞬間に『コレコレ!コレが欲しかった!』と言わせられる自信があります(笑)

私の釣りになくてはならない存在がエクスプライドとゾディアスです。 そんなゾディアスが今回、赤を捨てて一新されます。 他社にも同価格帯の競合製品は沢山あるし、2026年も魅力的な新製品が各社から出てくると思います。 そんな中で『ウチの子が1番輝いて、魅力的で、戦闘力も抜群に高い』と胸を張って言えます。 是非、発売を楽しみにお待ちください。

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