WRCサウジアラビア:トヨタ、3位表彰台のオジエが9度目のチャンピオン獲得
11月29日(土)、2025年FIA世界ラリー選手権(WRC)第14戦「ラリー・サウジアラビア」の最終日デイ4が、ジッダのサービスパークを起点に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)のセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(GR YARIS Rally1 17号車)が総合3位でフィニッシュ。通算9回目となるドライバーズタイトルを獲得しました。また、TGR-WRT2からエントリーのサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(5号車)は総合4位で、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は総合5位で、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車) は総合6位で、今回がWRCラストランとなるカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)は総合7位でフィニッシュしました。
GR Yaris Rally2で出場した、2025年のWRC2王者オリバー・ソルベルグ(スウェーデン/プリントスポーツ)は、Rally2クラストップ、総合10位でフィニッシュしました。今年は第8戦ラリー・エストニアで初めてGR YARIS Rally1をドライブし、WRC初優勝を達成。また、総合の年間ドライバーズランキングでも9位に入るなど素晴らしい結果を残しました。そのソルベルグは2026年、TGR-WRTの一員として、トップカテゴリーのRally1車両でシーズンを通した戦いに挑みます。
ユハ・カンクネン (チーム代表代行) セブとエルフィンの戦いは、シーズン最後のラリーの最終ステージまで続く、信じられないような接戦でした。セブは現時点で世界最高のドライバーであり、おそらく史上最高のドライバーであることを証明したと思います。9回目のタイトル獲得で最多記録に並び、しかもそれを3つの異なるマニュファクチャラーで成し遂げたのです。私もかつて3つのチームで優勝しましたが、タイトルは4回しか獲得できませんでした!エルフィンもまた、素晴らしい仕事を成し遂げました。ミスを一切犯さず、シーズンの大部分で一番手スタートを担いながらも、驚異的な安定感を発揮しました。来年も彼と共に再び頂点を目指すことができるのは、素晴らしいことです。カッレも今回は結果を出すことはできませんでしたが、最善を尽くしました。彼がいなくなるのは寂しいですが、新たな挑戦を見守るのは楽しみです。そして、サミやオリバーといった若手の台頭もあり、2026年もまた力強い戦いができると確信しています。
エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 33号車) この週末、私たちにできることは全てやったと思います。金曜日のタイヤ交換はプラスになりませんでしたが、それは今週の戦いの要素のひとつであり、誰もが公平に問題を抱えていました。今日2本目のステージではあまり良い走りができず、今週末は砂の多いセクションで少し苦労しました。そして他の多くのドライバーも問題を抱えていた状況で、セブは上位に躍り出ました。私たちにとっては残念な結果ですが、セブとヴァンサンは年間を通して素晴らしい戦いをしてきたので、タイトルを獲得するに相応しいと思います。私はコンペティターとして常に上を目指していますが、素晴らしいチームに支えられ、最後まで後押ししてもらえたことで、良いシーズンを過ごすことができたと思います。素晴らしい仕事をしてくれたチームの皆に感謝します。
TGR WRT / McKlein
カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 69号車) セブとヴァンサンのタイトル獲得を祝福します。彼らは今年素晴らしい戦いを続けてきたので、間違いなくチャンピオンに相応しいと思います。自分たちが望んでいたような、最後のラリーにはなりませんでしたが、タフな戦いになることは最初から分かっていました。それでも今は、良い気分です。もちろん、人生の大きな部分を占めてきたこのスポーツと仲間たちから離れるのは悲しいですが、それと同時に自分たちが成し遂げたことに誇りを感じています。本当に素晴らしい経験でした。感謝すべき人は多数いますが、何よりもまず、素晴らしい時間を共に過ごし、輝かしい結果を残し、多くの楽しい瞬間を共有してきたヨンネに感謝します。そして、この素晴らしい年月を共に過ごしてきたトヨタと、チームの皆にも感謝します。
TGR WRT / McKlein
セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 17号車) エルフィンとスコットとの戦いは本当に壮絶でした。偉大なチャンピオンには偉大な対戦相手が必要ですし、彼らは最後まで非常に強く、我々は今年最後のステージまで追い詰められました。彼らふたり、カッレとヨンネ、そしてチーム全員におめでとうと言いたいです。とても成功したシーズンでしたし、このファミリーの一員であることを誇りに思い、幸せを感じています。家族と過ごす時間を増やすためラリーへの取り組みかたを変えると決めた後、9度目のタイトル獲得という瞬間が訪れるとは夢にも思いませんでした。この素晴らしいチームと共に仕事ができる機会に恵まれたこと、そして私の横で驚くべき仕事ぶりを見せ、私を鼓舞し、若返らせてくれた若いコ・ドライバーに出会えたことに感謝します。共に素晴らしい仕事を成し遂げてきたので、今日はヴァンサンの勝利を喜ぶ気持ちの方が強いですが、もちろん自分にもおめでとうと言いたいです。
TGR WRT / McKlein
勝田 貴元 (GR YARIS Rally1 18号車) このラリーを完走することができたのは良かったですが、今日はより良い結果を得られたはずです。最終ステージの1本前で、少し楽観的なペースノートが原因でコースアウトするまでは表彰台を争っていました。コースを外れて戻ろうとした時、非常に柔らかい砂に足をとられ、それが転倒の原因となりました。週末を通して注意深く走っていただけに、こんな小さなミスを犯してしまったのは本当に残念ですが、これもラリーです。チームには申し訳ない気持ちですが、今年自分が受けた素晴らしいサポートに感謝していますし、より強くなって戻ってくるために一生懸命努力します。
TGR WRT / McKlein
サミ・パヤリ (GR YARIS Rally1 5号車) 初優勝を目標に掲げてこのラリーに臨みましたが、大半は順調でした。昨日の午後に起きた出来事は残念でしたし、それが原因でより良い結果を得ることができなくなりましたが、初開催の難しいラリーで今週自分たちが発揮したパフォーマンスにはとても満足しています。ラリージャパンでの表彰台を経て、この最初のシーズンを非常に良いフィーリングで終えることができました。自分たちがより速く、強くなるために素晴らしい仕事で支えてくれたチームに心から感謝します。来年に向けて期待が高まっていますし、とても楽しみです。
TGR WRT / McKlein
ラリー・サウジアラビアの結果 1 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1) 3h21m17.3s 2 アドリアン・フォルモー/アレクサンドレ・コリア (ヒョンデ i20 N Rally1) +54.7s 3 セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ (トヨタ GR YARIS Rally1) +1m03.3s 4 サミ・パヤリ/マルコ・サルミネン (トヨタ GR YARIS Rally1) +1m51.7s 5 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1) +1m59.9s 6 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1) +3m43.9s 7 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1) +5m31.5s 8 グレゴワール・ミュンスター/ルイス・ルッカ (フォード Puma Rally1) +7m07.2s 9 ジョシュ・マッカーリーン/オーエン・トレーシー (フォード Puma Rally1) +8m30.5s 10 オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン (トヨタ GR Yaris Rally2) +10m00.6s (現地時間11月29日14時30分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)
2025年WRCドライバー選手権順位 1 セバスチャン・オジエ 293ポイント 2 エルフィン・エバンス 289ポイント 3 カッレ・ロバンペラ 256ポイント 4 オィット・タナック 216ポイント 5 ティエリー・ヌービル 194ポイント 6 勝田 貴元 122ポイント 7 アドリアン・フォルモー 115ポイント 8 サミ・パヤリ 107ポイント 9 オリバー・ソルベルグ 71ポイント 10 グレゴワール・ミュンスター 40ポイント
2025年WRCマニュファクチャラー選手権順位 1 TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team 735ポイント 2 Hyundai Shell Mobis World Rally Team 511ポイント 3 M-Sport Ford World Rally Team 205ポイント 4 TOYOTA GAZOO Racing WRT2 158ポイント
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