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ミラノ・コルティナ冬季オリンピックおよび世界選手権代表選考について

Q. 選考過程において最も議論されたこと。A. 男子の3人目の選考に関しては様々な意見がなされた。選考基準では、今季の競技会のポイント、合計の平均点、点数の安定性というところでは友野一希選手が三浦佳生選手よりも上位であったところに関し、最終的にメダルを獲るためにどちらが正選手として望ましいのかを様々議論し、三浦選手を選考した。女子に関しては、おもに中井亜美選手に関して。今シーズン戦うにあたってトリプルアクセルという武器を使って、これまでにシーズンベスト、平均点、結果を残してきた選手。おそらく先生方の戦略のなかで、ジュニアからシニアに上がってきた1年目で、シニアの選手と戦っていくために大技を使って成果を出していくというとこがあり、選考基準を十分熟知したうえで戦い、国際競技会で結果を出してきた。その結果、坂本花織選手より2回、国際競技会で上位になったことが非常に選考のなかでは大きかったことで、2枠目の選考になった。そういったところが議論となった。

Q. 万が一アイスダンスの選手が何らかの理由で出場できなくなった場合、補欠がいない団体戦のアイスダンス種目はどうなるのか。A. オリンピックの参加条件を満たしているのは、吉田&森田組しかいないため、出られない場合には団体戦の日本のアイスダンスの獲得ポイントは0になると理解をしている。

Q. できればアイスダンスの補欠を置きたかったか。A. アイスダンスの予選会(第51回全日本選手権大会 アイスダンス予選会/西日本選手権と同時開催)で派遣基準点に達した櫛田育良&島田高志郎組をCSゴールデン・スピンに派遣した。この大会はIOCの出場資格獲得期限を踏まえた最後のタイミングであったが、残念ながらミニマムスコアを取得することができなかった。もちろん、補欠を入れることも念頭に置いていたし、(オリンピック参加資格を持つ組が複数いて)全日本選手権で戦う場合、お互いが競争意識のもとにより高い競技力を発揮してくれる可能性もあったのではないかと考えている。

Q. 改めてミラノ・コルティナ・オリンピックでの日本スケート連盟の目標を。A. 団体戦およびインディビジュアルイベント(個人戦)で金を含む複数のメダル獲得を目標としている。

Q. カップル種目の次世代育成について。A. これまで連盟では、国内においてトライアウトを実施してきており、それをきっかけに、三浦璃来&木原龍一組のように、非常に強いペアが出ている。早い段階からペアの専門的なコーチがいるカナダでトレーニングをしていくことを、少数ながらも競技力を高める狙いで実施をしてきた。アイスダンスに関しては、少数ながら日本国内にもコーチがいるが、ペアと同様に競技力を高めていくために、海外のアイスダンスの専門的なコーチの下でトレーニングを実施することを試みていたが、うまく競技力が高まっているという状況にはなっていない。ペアに関しては、ある程度シングルでの競技力が高く、試合経験のあるタフな選手が転向した結果、成長しているところがあると思うが、アイスダンスに関しては、もう少し国内で十分に競技力を高めてから海外に移らなければ、海外の過酷な環境のなかでお互いがモチベーションを持ってトレーニングを続けることが難しい。その結果が、残念ながら解散となることが多数起きている状態だととらえている。

Q. オリンピック、四大陸選手権ともに代表に選出されている選手に関して、四大陸選手権でのようなことを期待するか。A. 四大陸選手権に関しては、選手へのアンケート、強化の方針を踏まえて選考している。例えば長岡&森口組に関しては今回素晴らしい演技をしたが、国際競技会での得点に関しては、これまで今回のポテンシャルが評価された試合はなかった。それを四大陸選手権で示して、オリンピックに臨むほうがより彼らが望む高い結果に結びつくのではないかというところで派遣となった。アイスダンスに関しては、実績、現状での各国のチーム序列から言うとまだ弱い。いかに国際舞台で競技力を出していくかが重要と考え、今回の選考に至った。ただし、明日以降のオリンピック派遣手続きについての説明会等を行う際に、それぞれの選手、コーチと面談を実施する。現状は選考基準に基づいて選考をしている状態であり、オリンピックに向けたコンディショニングという点を十分に加味しているものではない。今後、選手、コーチとコミュニケーションを取って、最終的にどの選手が出場するのか選考したい。

Q. このオリンピック代表の陣容は、シーズン前に予想されていたものと比較してどうか。A. 女子に関しては、どうやったら選ばれるのかを、非常に戦略的に考え、コーチの指導のもとに積み上げてきた結果が出ていると思う。ミラノ・コルティナ・オリンピック以降もその点に関して期待をしている。男子に関しては、現状の国際競技会における成績の出し方の点で、高難度ジャンプの成功がキーになることは間違いない。選手自身が求めるメダル、その高みに向かっていくなかでの選択に関しては、選手自身のアプローチは間違っていないと思っている。いっぽうで、やはりいまのトップは全種類の4回転を実施してくるところに対して、成功の安定性を保つことが非常に難しい。その点において、(最終選考の全日本選手権で)結果を出し切れなかった選手がいたことは、選手自身も非常に悔しい思いがあるとともに、すべての選手に持っているポテンシャルを出し切ってもらいたかった、そのうえで選考したかったという点では、少し残念な選手もいた。

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