. 2025年度 翻訳ミステリーベスト10選定会議 1位となったのは?|Real Sound|リアルサウンド ブック
2025年度 翻訳ミステリーベスト10選定会議 1位となったのは?|Real Sound|リアルサウンド ブック
2025年度 翻訳ミステリーベスト10選定会議 1位となったのは?|Real Sound|リアルサウンド ブック

杉江松恋×川出正樹×酒井貞道、2025年度 翻訳ミステリーベスト10選定会議 1位となったのは?

『アルパートンの天使たち』ジャニス・ハレット/山田蘭訳(集英社文庫) 『小路の奥の死』エリー・グリフィス/上條ひろみ訳(創元推理文庫) 『銃と助手席の歌』エマ・スタイルズ/圷香織訳(創元推理文庫) 『真犯人はこの列車のなかにいる』ベンジャミン・スティーヴンソン/富永和子訳(ハーパーBOOKS) 『世界の終わりの最後の殺人』スチュアート・タートン/三角和代訳(文藝春秋) 『罪の水際』ウィリアム・ショー/玉木亨訳(新潮文庫) 『デスチェアの殺人』M・W・クレイヴン/東野さやか訳(ハヤカワ・ミステリ文庫) 『眠れるアンナ・O』マシュー・ブレイク/池田真紀子訳(新潮文庫) 『バベル オクスフォード翻訳家革命秘史』R・F・クァン/古沢嘉通訳(東京創元社) 『反転領域』アレステア・レナルズ/中原尚哉訳(創元SF文庫) 『秘儀』マリアーナ・エンリケス/宮﨑真紀訳(新潮文庫)

『小路の奥の死』を基準点に並びを考える

イレギュラーなものをどこまで上げるか

川出:それはもうはっきりしていて『バベル』です。というのは『秘儀』はまったく私にはわからなかった。お二人は点を入れられているので悪いんですけど、この小説は評価できなかった。というのもたぶん、私は怪奇小説や幻想小説に対するアンテナが無いからなんですよ。たとえば第一部でやっているコーマック・マッカーシー『ザ・ロード』を思わせる展開も、作者がマッカーシーであればとても刺さる物語になるんですけど、この少しねっとりとした文章で書かれると魅力がすべて削ぎ落されているとさえ感じる。だからnot for meで、下巻が犯罪小説的展開になるというのも確かにその通りですごい小説だと思いますが、ミステリーのベスト10に入れる気にはなれないですね。

■順位 1位『罪の水際』ウィリアム・ショー/玉木亨訳(新潮文庫) 2位『世界の終わりの最後の殺人』スチュアート・タートン/三角和代訳(文藝春秋) 3位『銃と助手席の歌』エマ・スタイルズ/圷香織訳(創元推理文庫) 4位『デスチェアの殺人』M・W・クレイヴン/東野さやか訳(ハヤカワ・ミステリ文庫) 5位『反転領域』アレステア・レナルズ/中原尚哉訳(創元SF文庫) 6位『アルパートンの天使たち』ジャニス・ハレット/山田蘭訳(集英社文庫) 7位『バベル オクスフォード翻訳家革命秘史』R・F・クァン/古沢嘉通訳(東京創元社) 8位『真犯人はこの列車のなかにいる』ベンジャミン・スティーヴンソン/富永和子訳(ハーパーBOOKS) 9位『小路の奥の死』エリー・グリフィス/上條ひろみ訳(創元推理文庫) 10位『眠れるアンナ・O』マシュー・ブレイク/池田真紀子訳(新潮文庫)

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