. 2024年最新】サンティアゴ巡礼で知っておきたい5つのポイント | オランダで自由にいきるひと
2024年最新】サンティアゴ巡礼で知っておきたい5つのポイント | オランダで自由にいきるひと
2024年最新】サンティアゴ巡礼で知っておきたい5つのポイント | オランダで自由にいきるひと

【2024年最新】サンティアゴ巡礼で知っておきたい5つのポイント

筆者は2014年10〜11月・2021年12〜2022月1月・2022年12〜2023年1月とこれまでに3回巡礼を行ったのですが、2014年の巡礼者は約23万7000人だったそうなので、 この8年の間に20万人も増えた ことになります(※)。(参照サイト:THE CAMINO PROVIDES)(※ただし2022年は聖年と呼ばれる特別な年で、聖年はいつも巡礼者がとりわけ増えます。そのため2023年は2022年よりは巡礼者が減ることが予想されます。)

【2024年追記】 2023年の巡礼者は 44万6045人 だったそうで、聖年だった2022年の記録をも破り、更に最高記録を更新しました。(参照サイト:Oficina del Peregrino)

確かに巡礼者が増えることには明確な メリット もありますが、 デメリット もあると筆者は感じています。

サンティアゴ巡礼に関しては手放しで素晴らしいと称賛する情報が多い気がしますが、巡礼者が激増している現代、 目的や期待する雰囲気に合ったルートや時期を選ばないと、普通にガッカリする可能性もある と思います。

巡礼証明の条件が100km→300kmに?!

View this post on Instagram Piden que se eleve hasta 300 km la distancia mínima para la compostela Así lo solicitan diversas asociaciones, ante la pérdida de la esencia de la Ruta Jacobea www.elcorreogallego.es

要は、 巡礼者が増えすぎて本来の『カミーノ』のアイデンティティや本質が失われているため、巡礼の条件となる最低距離を現在の100kmから300kmに変更するよう様々な団体が求めている 、ということですね。

一応簡単な説明を加えると、サンティアゴ巡礼では徒歩=100km、自転車=200kmを巡礼の最低距離としており、↑に貼った画像のような 『クレデンシャル』=巡礼手帳 に宿や飲食店、教会などでもらえる無料スタンプを1日当たり2個以上もらうことで、サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着した際に 『コンポステーラ』=巡礼証明書 を得ることができます。

つまり例えば サンティアゴ巡礼の本来の意味や歴史、背景に1ミリも興味がない金稼ぎのためのユーチューバーやインフルエンサーだったり、飲んで騒ぎたいだけの若者だったりでも、100km歩けば巡礼証明書がもらえる ということですね。

さらに言ってしまえば、巡礼路沿いでは大抵 バスや配車サービス も利用できるので、巡礼スタート地で€2ほどのクレデンシャルさえ手に入れてしまえば、実際には歩いていなくても途中の街で適当に無料のスタンプをもらいながら巡礼証明書をもらうことだってできてしまうのです。(実際に、金やいいね稼ぎが目的の人はそうしている人が少なくないでしょう)

現代でもサンティアゴ・デ・コンポステーラを聖地、そしてその巡礼を神聖なものと考える人はたくさんいますから、そういった人たちが 世俗的で何でもあり状態になっている現代のサンティアゴ巡礼 に対して複雑な気持ちになるのは、当然と言えるかもしれません。

そして巡礼者が増えれば、 環境に対する影響 も必ず出てきます。

筆者は2022年の年末から2023年の元旦まで『イギリス人の道』を6日間巡礼したのですが、両手で数えられる程しか巡礼者を見なかったのにも関わらず、 ペットボトルやマスクなどが道に結構捨てられていました

もっとも巡礼路は地元民が通ることもあるので巡礼者によるポイ捨てと断定はできませんが、それだけ人が少ない時期&ルートでもそんな状況ということは、 巡礼者が何百倍・何千倍にもなる夏の『フランス人の道』ではもっと酷い有様になるのでは 、と感じたものです。

しかしそういったネガティブな要素の一方で、巡礼者の増加が 莫大な経済効果 をもたらしているのもまた事実。

夏の巡礼と冬の巡礼は全く別物

はい、ご覧の通り 夏と冬で何十倍もの差があります

このグラフの通り、 巡礼者の大多数は4月〜10月頃に集中しており 、ということはそれに比例してブログやSNSでもこの春から秋の巡礼の情報が多いはず。

そうするとよく巡礼者同士で仲良くディナーを食べている写真とか、多国籍の巡礼者と共に歩いた話とかが出てくるかもしれませんが、 冬 に巡礼するとこんな感じです:

夏(7・8月をピークに6〜9月頃)

・予約不可&早い者勝ちの公営アルベルゲは争奪戦が激しく、早朝にスタートしないと満室で泊まれないことも・一番人気の『フランス人の道』の最後の100kmは特に混雑する・サマータイムで昼が長いため長時間歩きやすいが、熱中症には要注意

冬(サマータイムが終わる11〜3月頃・特に12〜2月)

・巡礼者が少ない分、閉まる宿や飲食店が多い・標高が高いエリアを除けば気温は歩きやすいが、雨が夏より多い・降雪があるエリアは危険なので慎重なルート選びが必要

つまり、それぞれ明確な特徴があるため、自分自身の巡礼の目的や体力、かけられる時間や予算に適した時期を選ぶことが非常に大切です。

スペイン・サンティアゴ巡礼に良い時期&良くない時期はいつ? snufkinista.com

この夏と冬の間である3月下旬から5月頃と10月頃は気候的にも混雑度的にもバランスが取れていると言えるかもしれませんが、それでも 5月や10月は1月の約30倍の巡礼者数 ですから、例えば静かに自然鑑賞するのが目的の場合は人が多すぎると感じる可能性も。

前述の通り筆者は2年連続で 真冬 に巡礼しており、 冬 の巡礼を考えている人はぜひこちらの記事も読んでもらえればと思います。

【2025年最新】冬のサンティアゴ巡礼の長所&短所を徹底解説! snufkinista.com

例えば 夏 の巡礼でなるべく大混雑を避けたいなら『フランス人の道』以外、逆に 冬 に巡礼するがあまりにもガラガラなのは嫌な場合はその一番人気の『フランス人の道』を選ぶなど、特に 真夏 or 真冬 に巡礼する場合、ルート選びはよく吟味することをおすすめします。

上記の記事でも少し触れていますが、巡礼者が爆発的に増えている現代、 冬の巡礼にはメリットが増えていると個人的には感じます

巡礼路は年々整備されていっている

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巡礼者が増加し人気が高まっていることの恩恵の一つに、 巡礼路の整備 があります。

さらに『フランス人の道』は 車椅子でも巡礼できるほど整備されており 、以前は事実上不可能だったであろう人たちにも巡礼が可能になっていることは、純粋に素晴らしいと言えるのではないでしょうか。(参照サイト:SantiagoWays)

こちらは飲用水が汲める水飲み場で、こういった物は以前からありましたが、よく見ると 次の水飲み場までの距離とQRコード が書かれています。

特に巡礼のゴールであるサンティアゴ・デ・コンポステーラがある ガリシア州 は、東から南から北から巡礼者が無数に歩いてくるため、こういった設備は非常に整っています。

物価は着実に上っている

数十年前の巡礼の情報でも中には今も役立つものもありますが、 物価 に関しては最新版にアップデートしておく必要があります。

こちらは、 ウクライナ侵攻前の2021年末から2022年初め に巡礼した際の費用をまとめた記事です。

【2023年最新】冬のサンティアゴ巡礼にかかった費用を大公開!

スペイン北西部の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼路は、年々日本でも人気が高まっています。 数百㎞の巡礼路を時に1ヶ月以上に渡って歩くとなると、気になるのは費用。 サンティアゴ巡礼にはいくらぐらい必要なのか?実際に巡礼をしてみた筆者が解説していきます。

snufkinista.com

ただし単純比較するなら当然同じルートを歩いた方が分かりやすいのですが、筆者の場合は 2021年末は『ポルトガルの道(海岸側)』2022年末は『イギリス人の道』 と異なるルートを歩いたため、そんなに参考にならないかもしれません。

2022年12月末の巡礼時のコスト例 (『イギリス人の道』)

・公営アルベルゲ(ドミトリー)・・・€8・私営アルベルゲ(ドミトリー・Booking.comで予約)・・・€16(朝食込み)・Café con leche(カフェラテに近い)・・・€1.4前後・Café cortado(エスプレッソにミルク少々)・・・€1.3前後・Menú del día(ランチコース・大抵ボリュームが凄まじい)・・・€12前後・Plato combinado(ワンプレートランチ的な物)・・・€8前後・Bocadillo(バゲットサンド)・・・€4前後

いくつか追記すると、 この年末年始の『イギリス人の道』には公営アルベルゲ以外の安宿はほぼありませんでした

注意したいのは公営アルベルゲと違い一般の宿泊施設は季節により大きく料金が変わるので、 夏のハイシーズンには中級ホテルにしても簡易ドミトリーにしても平均的に冬よりずっと高くなるのが一般的 です。

カフェやレストランは地元民も利用しているお店ばかりを使ったので、これぐらいがいわゆる観光客価格ではなく スペイン・ガリシア州の一般的な価格 だと思われます。(※同じスペインでも地方により物価は変わります)

例えば外食でランチを食べる時になるべくコストを抑えたいならBocadillo&ドリンク1杯で€5前後、もう少しバランスよく食べたいなら Plato combinado&ドリンク1杯で€10前後 、前菜からメインまでしっかり食べたければ Menú del díaで€12前後 (※ドリンク1杯はコースに含まれている・食後のコーヒーやデザートは場合による)といった感じでしょうか。

ちなみに、 一般的にスペインよりポルトガルの方がやや物価が安い と言われています。

また、同じくウクライナ侵攻以降は 航空券の価格も全体的に上がっている ことも頭に入れておいた方が良いでしょう。

距離の長さ=難易度とは限らない

特に冬季は閉まる飲食店や宿泊施設が多いので注意

という2つのルートがあるとしたら、 A の方が歩きやすいのは一目瞭然ですよね。

つまりルートの難易度は、距離以外に ①道の高低差や舗装度 ②宿や飲食店の数 も、大きく影響するということ。

結論から書くと、 基本的に巡礼者が多いルート=難易度が低い 、という認識で良いと思います。

ルートはどうやって選ぶ?

では、巡礼者が多いor少ないルートってどこ?という疑問にバッチリ答えてくれるのが、巡礼証明書を発行する “Oficina del Peregrino” の公式サイト。

301 Moved Permanently oficinadelperegrino.com

“PILGRIM’S OFFICE”→“ STATISTICS”をクリック

ここでは例として、筆者もしれっと歩いた 2022年1月 のデータを見てみましょう。

はい、まずチェックしたいのはこの 『スタート地』 です。

と、真冬にも関わらず6位にサンティアゴまで約800kmのサン=ジャン=ピエ=ド=ポールがランクインしているのは少々驚きですが、トップ5のうちポルト以外は 200km以下の短めのルート になっています。( ※ ポルト出発のルートはオリジナルの 『ポルトガルの道』 と 『海岸ルート』 があり、15位にも同じポルト(“Oporto Costa”)がランクインしており、これを足すとポルトは2位になります。)

特に1位の サリア は全体の1/4以上を占めており、やはり年間を通して最も多くの巡礼者が選ぶ人気ルートと言えるでしょう。

こちらも フランス人の道 が半数以上で、安定の人気ぶり。

ちなみに歴史は新しい ポルトガルの海岸ルート ですが、 景観の良さや高低差の少ない歩きやすさから巡礼者がどんどん増えている そうで、イギリス人の道を追い抜く日も近いかも?

逆に巡礼者が少ないルート、例えば 『北の道』 などは冬は特に宿が少ない可能性があるので、公営アルベルゲ&一般の宿の両方をチェックして、自分の体力と相談しつつ巡礼が可能かをよくチェックすると良いでしょう。

ここでは例として2022年1月のデータを取り上げましたが、前述の通り巡礼者数は月により何十倍も異なるため、 実際に行きたい/行く予定の月のデータ をチェックすることをおすすめします。(※2020年から2022年始めはコロナの影響で不規則だったため、2019年あるいは2023年以降のデータがベター)

まとめ

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