UFO事件簿
兵庫県姫路市の真言宗本覚寺住職、北野 恵宝 ( けいほう ) 大僧正(80)は、所用で訪れていた広島県三原市にある仏通寺(佛通寺)の深山荘という離れに泊まっていた。 ※「恵宝」の読みについて、今まで国立国会図書館典拠データ検索・提供サービスの記述に基づいて「えほう」としてきたが、「読み: 推量」とあり、事件当時のレコードでも「けいほう」と呼ばれているので、「けいほう」とすることにする。今後、より正しい資料が見つかった場合はそれに従い変更もあり得る。
- 外見や歩き方は普通の成人男子と変わりない
- 日本人のようだったか、白人のようだったかは遠くてわからない
- 髪の毛は黒くなかったように思われる
北野氏は恐怖感はなかったものの、最初は体に電気が通ったように痺れていたが、話をしているうちにその感覚はなくなっていった。 ガウンを着た宇宙人は、はっきりした日本語でしゃべった。決して流暢ではないが男の声でも女の声でもないやさしい声で、肉声ではないような部分も感じられた。 これから話す事をノートを出して書き留めるよう言った。その声は100mよりもさらに間近から、まるで電話で話しているように聞こえた。
宇宙人は意味不明の言葉を話し始め、北野氏は取り出した200字詰め原稿用紙19枚に3571文字を書き取った。宇宙人は終始やさしく丁寧な口調で、聞き取れないところは2度繰り返してくれた。 以下がその時書き留められた宇宙語である。(UFOと宇宙誌より) ググジャラーの宇宙語はレコードとしても発売された。3分43秒〜 これは宇宙人自身の声ではないだろう。- 宇宙人は我々だけでなく、どこの星にもいる
- これから円盤の現れる数が多くなる
- 原子爆弾を爆発させても、宇宙の持つものすごい力でそんなものを吸収するのはわけないので地球は変わらないが、人間が地球を破壊する恐れがある
- 地の底の資源は無限じゃない(北野氏によると、地下資源を使い続けていても公害の心配はないが、地球は風船玉のようになるという意味だという)
- 地球は無限ではない
- 太陽は熱ではない。太陽は膨張したり収縮したり呼吸をする。地球も生きているので、一年に一回呼吸する
- 飛行機に追跡されても、燃料のいらない宇宙の波に乗るので追いつかれる心配はない
- 世界中の言葉は、ドイツ語でもフランス語でも英語でもなんでもわかる
- 太陽系の他の惑星にも人が住んでおり、地球の科学者が考えるような殺風景ではない
- 太陽系には地球人の知らない惑星がもう2個ある。11個ないと自動調整ができない
- 自分達の寿命は無限だが、死ぬことはある
- あなた方も長生きしたいなら、煮たものを食べさえしなければどうにでもなる。美食したりすると命が短くなる
- 友は近いうちに救急車に乗るぞ! ただし、命に別状はない
- →北野氏が九州で藤原弘達氏(政治評論家)と講演後、北野氏のノドに魚の骨が刺さり腫れたため、救急車を呼ばれた
- →コンタクトした2ヶ月後に親しい友人が急に亡くなった
- →翌月の8月15日にクーデターで殺害された
- 北野氏は事前に周囲の人に話しておいたので、みんなで「当たった当たった」と驚いたという
しかし北野氏は「宇宙人の許可が出るまで明らかにすることはできない」と公表を控えている。弟子の中には、口をすべらせて死んでしまった方までいるという。 それでも「UFOと宇宙」誌の記者が食い下がって聴きだすと、 「今年(1978年)は世界中が荒れます。戦争は、いやあ、あるなあ、あるかもわかりませんよ。地震もありますねえ。人命にそうとう大きく関わる。少しずつ兆候が表れてるものねえ。大干ばつと長雨じゃないかと思うんです。全部人工的ですよ」
北野僧正が自称する経歴- 20代でアメリカに8年間学び、大学医学部を卒業
- アメリカの「ドクターサイエンスの会」の終身会員
- 慶應大学の助教授の席を用意されて帰国するが、恩師の福来友吉博士(日本の超能力研究の先駆者)の勧めでチベットに行く
- チベットの山奥でラバニナール・グレンダという年齢400歳の行者のもと、4年間仏教ヨガ(密教とも?)の修行をし、テレパシー、透視などの超能力を身につける
- 古来ヨガの修行僧がつける宝石を額に埋め込んだ
- ヒマラヤの、ララザンという宇宙人が降りてくる場所で宇宙人に会い、「地球の人間は悪い人間だ。地球人の中にも地球人の姿をした宇宙人がいる」などと言われた
- 「真言宗諸派連合卍教団法王」「真言宗金剛院派管長」などの肩書きを持ち、全国に信者が5〜600万人いる日本仏教界の権威
現場周辺地図
考察
北野大僧正という名前は、筆者が子供の頃に時々聞き及んだ名前だ(当然UFO関係のテレビとかで)。 宇宙語の音声はレコードになったりもしている。なぜかエアコン(三菱の霧ヶ峰)の販促の品として配られたり。今なら考えられないが、そういう時代だったのだ。 ちゃんとした宗教家? 当然、日本仏教界の権威で信者5〜600万人というのも大いに怪しむべきであろう。 そもそも、修行したのが400歳(!)の行者のもとという時点で、正常な人は疑いの目を向けなければいけない。さらには各種超能力を身につけただの、一言で言ってインチキである。 アダムスキー系コンタクティーのにおい この件が明るみになったのは、事件半年ほど後の1976年2月発行の「UFOと宇宙」誌第16号(ユニバース出版社)の記事だと思われる。これは同誌の久保田八郎社長(アダムスキー信奉者で、宇宙友好協会(CBA)、日本 GAP ( ジーエーピー ) を設立)と北野氏の共通の友人である九州大学名誉教授・塩谷勉農学博士から寄せられた情報という。
終末論 地軸が傾いて大災害が起こるという話も、日本では1950年代後半からCBAが吹聴して問題になった終末論だ。 長い単位で見るとたしかに地軸の傾きは変化するが、たとえば天王星のように横倒しになるようなことは、少なくとも数千、数万年単位ではまずありえない。 予言は当たった? 相変わらず表に出てこない宇宙人 人類の存亡を賭けた大切なメッセージを、理解できない言葉で伝える宇宙人。 テープに声を録音させるが、名前を公表させず(顔も知らない宇宙人の名前を隠すことになんの意味があるだろうか)、顔も出そうとしない宇宙人。宇宙人の許可がないと公表できないなどというのも、単なる誤魔化しに過ぎないことは明らかだ。 北野氏の経歴や肩書きの疑わしさ、陳腐な終末論、何度も会っているのに物的証拠がないなど、信用できる要素がない。 宗教家が商売の箔付けに、コンタクトストーリーをでっち上げたのだろう。
参考資料
- ムー特別編集・世界UFO大百科(復刻版)/学研
- 「UFOと宇宙」1976年2月号(16号)「三原市の驚異コンタクト事件」/ユニバース出版社
- 「UFOと宇宙」1978年4月号(33号)「北野大僧正、宇宙人の声を録音!」/ユニバース出版社
- 仏教仏教美術日々2/ググジャラー! 北野恵宝は真言宗ではない!
- 中根ユウサク氏のツイッター
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