なかちんのアウトドア活動記
一児の父ですが少ない休みの日に細々とアウトドアを楽しんでおります。つたない内容かもしれませんがご了承下さい。
史上最高で最強な折りたたみ自転車 ブロンプトン Tラインの徹底使用レビュー
ブロンプトン――THE折りたたみ自転車
購入のきっかけ自転車に関する知識が徐々に増えてくると、ブロンプトンの存在に自然と行き着きます。そしてその年の年末、S2Lというモデル(現在の表記では「C Line URBAN LOW」)を当時18万円で購入。そこから時折、折りたたみ自転車ライフも楽しむようになりました。
運命の出会いと衝撃の試乗
値段を見て目が点…でも…
「えっ… 85万2,500円 !?」「消費税だけで7万7,500円!?」「その金額あったら他の折りたたみ自転車めっちゃ買えるやん!」
納車までのドタバタ劇待ちきれず箱を開封してもらい、まずはサドルだけ装着して〝素〟の重量を測定。結果は 8.04 kg。
しかしリアの反射板(意外とゴツい)を外して再度量ると 7.98 kg。公式公称値 7.95 kg に迫る誤差レベルで、「ほほう、やるじゃないか」とニヤけたのは言うまでもありません。
公式サイトの情報●すべてが新しい折りたたみ自転車
●スチールと同等強度の超軽量チタン
再設計されたT Lineチタンフレームは、当社のオリジナルのオールスチール製フレームのC Lineよりも37%軽く、強度も同じです。
●ゼロから設計されたドライブトレイン
●先駆的カーボンシートポスト
●細部へのこだわり
●FUN RIDE
●Made For You
車体の詳細スペック
リアフレームe: 超軽量アドバンスリアフレーム、交換可能なハンガー、サスペンションブロック、54mm ローラーホイール付き
折りたたみサイズ:645mm (H)x600mm (W)x320mm
(D) (25.4in x 23.6in x 12.6in)
シートポスト:カーボンコアと 0.3mm スチールアーマーを備えた超軽量シートポスト。3ろインチ184cmまでの標準の長さ
タイヤ: AddixレースコンパウンドとV-Cuardパンク保護を備えたSchwalbe ONE
チューブ: Tubolito S-tubo 34gチューブプレスタバルブ付き
祝・2024年2月22日 納車🎉 Tラインだけの“別モノ”ポイント ● チタンフレームの薄肉化と耐荷重110 kg下の写真でも分かるとおり、メインフレームの肉厚がとんでもなく薄い。それでいて 耐荷重110 kg。欧米の“ビッグボディ”基準ゆえ、日本人体型の私は文字通り「余裕運用」。きっと寿命も伸びる…はず。
● フレーム内はまさかの収納庫中が空洞なので、私はメインフレームに輪行袋をクルクル巻いて格納。駅に着いてから 1分で輪行完了 という神スピードを実現できました。 フロント側には予備チューブを忍ばせてロングライド対策。ホイールもペダルも六角レンチだけで着脱できるので、15 mmスパナとはおさらばです。
持ち運びテク:肩一本でOK
BB周りの鬼造形
新機能:自動調心ヒンジ
ブロンプトンTラインの走行性能についてこの“超弩級”プライスタグを掲げる折りたたみバイク、実際どれほど走るのか? 試乗で片鱗は味わえても、やっぱり〝数字〟が欲しい――そんな方向けに、納車から約2,000 km 走った実体験をデータ込みでまとめました。
その1 しまなみ海道ライド
納車直後、青春18きっぷを握りしめ日帰り弾丸でしまなみ海道へ。姫路から今治まで普通列車オンリー輪行、片道5時間 の忍耐旅です💦
結果:2時間30分、平均28.9 km/h。 追い風基調とはいえ上出来。純正フラペではきついのでSPD‑SL(スピードプレイ)に換装済みです。
ただし回し切る場面が出るのは避けられず、ここがロードとの差。参考までに、同コンディションでロード(同区間・同追い風)を走った際の平均は約+1 km/h でした。
その2 琵琶湖お花見ライド
結果:やや追い風で平均28.9 km/h。 やはりロード比‑1 km/hほどが壁。
その3 ブロンプトン Tラインで乗鞍ヒルクライム
5〜10分坂なら誤魔化せても、20 km超の登坂でF56T × R20T はさすがに厳しく、10 %超える区間では7 km/h…。
結果:1時間33分34秒。
ロード結果:1時間25分35秒。 思ったほど差がつかず嬉しいやら悲しいやら。16 inch(349)と700C、慣性の差は明確でも、適正ギアさえ用意すればTラインでもヒルクライムは“アリ”と体感。
その4 京都お花見ライド(親子編)が、事件発生💦 ブレーキレバーが大人仕様で指が届かず、渡月橋の坂で止まり切れずS2Lに追突。Tラインのフロントフックがポキッ😭
折り畳むとバラけるため即ブロンプトンジャンクションへ直行、パーツ交換5,005円。高い授業料ですがフロントフォーク交換(約5万円?)よりマシ、と自分に言い聞かせます。
その5 S2Lとのガチ比較- Tライン(フロント56T/リア11‑18T、7.98 kg)
- 2014年式S2L(フロント54T/リア12‑16T+Tiラック、11.24 kg)
平均速度で約2 km/hの差(Tライン優勢)。軽量化と剛性アップ、そしてギアの選択肢が効いていると感じました。8 %程度の坂もS2Lより余裕。
S2Lでは平均時速24.3 km/h。Tラインとの差は3.6 km/h──この数字を大きいと感じるか小さいと感じるかは人それぞれですが、実際に乗り比べればフィーリングの差は歴然だと思います。
巡航域ならTラインはトップギアを踏み切って33〜34 km/h、ビンディングで90 rpm 回せば35 km/h まで伸びます。
一方S2Lは巡航27〜28 km/h。30 km/hに乗せるには同じく90 rpmが必要で、車体が重いぶん維持が辛い。現実的なレンジは25〜26 km/h程度でしょう。
私のTラインはF56T × R11T。小径にしては高いギア比に加え、タイヤはシュワルベ ONE+TPUチューブ。この組み合わせが速度維持に効いています。
対するS2Lはコジャック+ブチル。これをONE+TPUに換え、ギアもF56T/R11Tへ振れば差は1 km/h程度には縮まるかもしれませんが──。
それでも車体重量・剛性・カーボンクランクの伝達効率・軽量リム・カーボンフォーク/シートポスト/サドル……あらゆる要素が“ただ軽い”ではなく“速さ”に直結している点が、Tライン最大の武器です。
走行データの一覧表表でまとめると、ロード比では平均‑1 km/h、S2L比では‑3 km/h。Tラインはロード未満・クロス以上、まさに絶妙なポジションに収まります。
まとめ確かに価格は驚きの852,500円。簡単に買える金額ではありませんが、これは単なる自転車ではなく「メーカー純正で徹底的に研ぎ澄まされた、走れる超軽量モビリティ」として考えれば、その価値は十分にあると思います。むしろ、この価格帯でここまでパーツの隅々まで作り込まれ、完成されたプロダクトは他にはなかなか存在しません。