青空はるお・あきお
「わたしの献立」青空はるお 青空 あきお
コロムビアトップさんの門下生。 昭和37年にコンビ結成。今年で三度目の出場である。 身体中どこもかしこもまん丸で、色あくまでも白いはるおさんは越後の産。 細くて顔あくまでも長く、手足も長く鼻下に美髭(?)をたくわえたあきおさんは越中の産。 コロムビアの専属として司会業の長かったお二人だが、今年こそ司会業の方を整理して漫才に本腰を入れてとり組んでみたいとのこと。
この回はNHKがテレビカメラを持ちこんで、一時間番組、塚田茂構成 「日の本村の夏祭」を制作した。漫才バラエティーと銘打ち、全員に出演の機会が与えられたが、 事実上は、てんや・わんや、晴夫・あきら、ノリロー・トリロー、はるお・あきお、上方から来演の海原お浜・小浜の五組の漫才をクローズアップするものだった。 大会は成功したが、そのあとの打ち上げパーティーの席で雰囲気がおかしくなった。 翌年の真打は青空はるお・あきおの予定だったが、彼らにはコンビ解散の噂が流れていて、当夜のパーティーが、ノリロー・トリローを祝福する一方で、はるお・あきおに真相を確かめる会 になってしまったのである。そして彼らの不仲が抜きさしならぬものであることを知って、関係者は頭をかかえたのである。そればかりか、はるお自身が、自分たちがもとでパーティーがもやもやしはじめたのを知って、マイクの前で詫びながら、 「はっきりさせないと、来年の大会にご迷惑をかけるので、ここで申しあげます。私たちは解散します。もう気持ちは変わりません」 と宣言してしまったのである。真打 問題がなければ、はるお・あきおの仲はもう少し続いただろう。コンビ解散のないようにと作った真打制度が、かえって解散を早めてしまったのは皮肉だった。
当時は景気も良かったし、風俗も盛んだったから新規参入なんて業者が結構いたんだな。でも、相当のやり手じゃなきゃ、普通はどういう接客やプレイを行えばいいかなんてわかりゃしない。はるおは、そこに目を付けたんだな。なんせタレントとしての実績もあるし、風俗ライターとしても人気がある。そこで、風俗嬢や関係者の前で実戦や経営の良し悪しを話していたそうなんだよ。こうすると客が喜ぶ、これは客が嫌がる――と手取り足取り教える。当人の実戦経験が裏打ちされているから、そこで成功した店も多かったと聞くぜ。で、当人も色々よくして貰って、「兄さん、風俗の極意を手取り足取り教えて、がっぽりもらえるんだからこんないい仕事はない」なんて、吹聴していたのを思い出すよ。