TOMORAインタビュー ケミカル・ブラザーズのトム×オーロラの「カオスな化学反応」
それはさる11月のこと。TOMORA(トモーラ)なるアーティストがSNSを開設して、コーチェラなど世界各地のフェスティバルのラインナップに加わり、その正体を巡って様々な憶測がなされていたが、12月初め、シングル「RING THE ALARM」の公開と共に謎が解けた。そう、TOMORAとはケミカル・ブラザーズ(The Chemical Brothers)のトム・ローランズとノルウェー人シンガーのオーロラ(AURORA)によるユニット。ファーストネームをつないだ名前はトムが考案し、後日“友ら”という日本語の存在を知って「これは宇宙からの報せだ」と膝を打ったという。インタビューに応じてくれたそんなふたり──全身で想いを表すオーロラと、レイドバックに構えるトム──の様子を見ていると、スタジオでのケミストリーが思い浮かぶようでもある。
Photo by Dan Low
TOMORAの誕生前夜
―ふたりは過去にもコラボレーションをしたことがあります。ケミカル・ブラザーズのアルバム『No Geography』(2019年)の収録曲3曲にオーロラがシンガー/共作者として参加したのが最初ですが、それ以前から交流があったんですか?
オーロラ:私がいけないんです(笑)。トムからメールが送られてきたという事実に慌ててしまって、冷静さを取り戻して返事を用意できるまでに1週間を要したんですよね。ちゃんと敬意のこもった返事をしたかったので。そして1週間後に「はい! ぜひそちらに伺ってコラボしたいです!」と答えました。それから数年を経て、今度は私のアルバム『What Happened To The Heart』(2024年)でトムの力を借りたんですが、あの時の作業がものすごく楽しかったんですよね。
オーロラが参加した、ケミカル・ブラザーズ「Eve Of Destruction」
トムが参加した、オーロラ「My Name feat. Ane Brun」
―そして、その延長でTOMORAが始まったと。
トム:僕の場合、ケミカル・ブラザーズの最新作『For That Beautiful Feeling』(2023年)に伴うツアーを終えた時点で、このまま次の作品に取り組むべきなのかなって、迷いがあった。ここでクリエイティブな充電が必要だと感じたんだ。そこで「僕が今世界で一番一緒に音楽を作りたい人は誰だろう?」と考えてみた。それがオーロラだったんだよ。
―ケミカル・ブラザーズでの相棒であるエド・シモンズとの関係とはまた違う?
―このプロジェクトが進行していることを知っていた人も、ごく限られていたんでしょうね。
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